八丈島沖の無人島・八丈小島(はちじょうこじま)で野生化したヤギが繁殖し、環境破壊を招いていると言われていますが、3月15日付けの毎日新聞において、「八丈町が八丈小島に生息するヤギの射殺を決定した」ことが報じられました。これについて後日、八丈町役場が、「報道は事実に反しており、射殺の考えは全くない。町の飼育場で飼育している」と役場のホームページ上において説明しました。(現在も同町産業観光課からのお知らせとして、http://www.town.hachijo.tokyo.jp/notice/yagi.htm に掲載中)
ところが、JAVAが産業観光課産業係に対し、事実確認をしたところ、以下のようなヤギ大量虐殺の実態が明らかになりました(6/3現在)。
◎ 現在、八丈小島には、100頭前後のヤギが生息している。
◎ 平成13年度から捕獲を初めて、計757頭を捕獲した。
◎ 捕獲は、漁協と猟友会の協力を得て、漁網でヤギの群を追い込み、一頭ずつ足を縛る。
◎ 捕獲したヤギは、八丈島へ搬送し、町営の飼育場で飼育する(現在、約100頭)、もしくは、農家等へ貸し付け(現在20頭)する。
◎ 捕獲・搬送中と飼育場において、あわせて400頭ものヤギが死亡した。町はストレスが原因ではないかと釈明している。
◎ 時間的、捕獲場所的に八丈島に連れて行くのが難しいと判断した場合は、猟友会メンバーが捕獲したヤギの頸動脈を刃物で切り、殺処分する。今までに殺処分した数は約200頭。
八丈町が行っている頸動脈切断という殺処分の方法は、失血死に至るまでの間、その動物は意識も痛覚もはっきりした状態で、大きな苦しみや恐怖を味わう残酷なものです。
また、適正な捕獲・搬送や飼育をしていれば、400頭を超える多数のヤギが死亡するとは到底考えられず、捕獲・搬送や飼育において、相当ひどい扱いなどがあったと推測できます。
もともとの八丈町の方針は、ヤギを捕獲し飼育する、もしくは飼育希望者を募り、譲渡や貸し付けをするといった、命を尊重した対策であり、それ自体は高く評価できるものです。
しかし、ホームページで、「生け捕りにし、飼育していて、触れ合うこともできる」と今まで捕獲した全てのヤギを飼育しているかのように公表しながら、実際は、200頭ものヤギを残酷な方法で殺処分したり、捕獲・搬送中、飼育中に400頭も死亡させるという酷い事実を隠しているのです。これは市民を欺いているも同然です。
ぜひ、八丈町に対して次のような要望をしてください。
● 頸動脈切断といった残酷な殺処分を、すぐ止めてください。
● 400頭ものヤギが死亡した原因を直ちに調査し、速やかに捕獲・搬送方法、飼育方法の改善をしてください。
● 決してヤギ殺さず、人間と共生できるよう、命を尊んだ、人道的な具体的施策を講じてください。
JAVAからは既に八丈町長に対し要望を行っておりますが、ぜひとも、多くの声を届けてくださいますよう、皆さまのご協力をお願いいたします。
<要望先>
八丈町長:浅沼道徳
担当課:産業観光課産業係
〒100-1498 東京都八丈島八丈町大賀郷2345-1
TEL:04996-2-1121 FAX:04996-2-3874
E-mail:somu@town.hachijo.tokyo.jp (町政に関するご意見など)
URL:http://www.town.hachijo.tokyo.jp/