必要なのは自然やいのちを大切にする心 
- 自然や動物にやさしいライフスタイルは人間にもやさしい
動物実験に反対することは、決して医学や科学の進歩を否定するものではありません。しかし、いろいろな環境問題が、自然との調和を無視した人間中心の考え方から起こっているように、動物実験もたくさんの動物を苦しめながら、結局は人間も苦しむ結果を招いています。私たちも地球の一員であり生態系の一部分です。人間の健康や暮らしの向上を考える上でも、「自然やいのちを大切にする心」が大切です。目先の便利さや目新しさにとらわれず、化学物質や薬の乱用を控え、ほんとうに豊かで安心できる暮らしとは何かを考えましょう。自然と共感し他の生命を大切にする生活は、様々な環境問題や社会問題を解決していく基本であり、それは、結果的に動物実験の要らないライフスタイルへとつながっていくものになるはずです。
- 求められる代替法の研究と受け入れ
過去の動物実験への反省から1960年代頃より、動物実験に替わる方法(代替法)として、植物や人間の培養細胞を用いた試験の研究が盛んになりました。現在では多くの優れた代替法が開発され、世界各国で採用されています。しかし、日本では行政の代替法への理解が浅く、まだ充分に受け入れられているとはいえません。
海外では「動物実験していない」ことを製品に表示している化粧品メーカーがたくさんあります。「再生紙を使用しています」という表示と同じように、環境や動物に配慮する消費者の選択の基準として定着しています。最近では、無添加、純植物性などの自然志向と共に、日本でも表示を始めるメーカーが増えてきています。