|
昨年5月からJAVAで活動を展開しています沖縄のマングースと猫の駆除(捕獲し殺処分する)についてですが、沖縄県は依然としてマングースの駆除を続け、それに加え、JAVAや多くの動物保護団体の働き掛けで一時中止となっていた猫の駆除までが、今度は国(環境省)によって開始されることになってしまいました。4月以降、この環境省の駆除を追って、沖縄県が取り組む方向です。
特に猫の駆除がここまで公然と行なわれるのは前例のないことであり、今回の駆除が容認されるような状況が出来てしまえば、猫についての苦情対策として猫捕獲箱を貸し出しているような自治体は、貸し出しを止めるどころか、猫駆除に乗りだす危険性があります。
- 駆除目的
やんばる地区に住む、ヤンバルクイナやケナガネズミ、ノグチゲラなどの希少動物を守ることを理由に、それら希少動物を捕食しているとされるマングースや野猫(ノネコ)を捕獲するという。最近の山階鳥類研究所が発表した「猫の糞にヤンバルクイナの羽根が混ざっていることが判明した」という調査報告を受け、環境省や県が動きだした。 (環境省は駆除の対象を「野猫」としています。「野猫」とは、環境省によると「人に頼らず自活している猫」とのこと。しかし、実際には「飼い猫」や「野良猫」と「野猫」を区別することは不可能です。)
- 駆除方法
1月15日〜3月15日の2ヶ月間、200個のカゴワナを設置し、生け捕りにする。マングースは即、殺処分。捕獲された猫は首輪などの飼い猫の印があればその場で解放するが、そうでない場合には、県の北部保健所にて原則4日間飼育し、飼い主が名乗り出なかったり、貰い手が見つからなければ殺処分、とのこと。
しかし、4日間で里親をさがすことは、大変困難であることや、捕獲行為は苦痛や恐怖を与える虐待であるなど、問題は多くあります。また、付けていた首輪が取れて、飼い猫さえ殺処分対象として捕獲されていたとの報告もありますが、人の飼い猫を捕るという行為は、「占有離脱物横領罪」いわゆる窃盗などの犯罪の可能性のある行為です。そのような悪質な行為を行政が行なうとは、決して許されることではありません。
マングースはハブを駆除させるために、人間の手によって日本に連れてこられた動物です。その後、ハブを退治しないということが分かり、今では有害のレッテルを貼られた哀れな動物です。そして、この地区にいる猫たちは、近所の飼い猫以外は、人間の身勝手で捨てられ、増えたホームレスです。どちらの動物も、人間の都合で不幸な境遇に陥っているのです。希少動物も、人間から一方的に有害獣とされる動物も、その命の価値は変わりません。
市民の模範となるべき行政が「希少種を食べるから殺す」という安易で非人道的な方法を、貴重な税金で行なうとは言語道断です。さらに、命を軽視したこのような対処は、青少年の倫理観の低下や動物虐待の増加などを招く恐れがあり、社会への悪影響は計りしれません。
そもそも捕獲し、殺していくという方法では、根本的に解決することはできません。行政が飼い主に対する終生飼育の指導・啓発や、これ以上増えないように市民に不妊・去勢手術の徹底をさせるよう指導することが何より重要です。そして、現状を打破するために、まず、予算を確保し、不妊去勢手術を実施した上で、もといた場所に解放する、もしくは保護施設を確保し地道に里親さがしをするなど、動物に決して苦痛を与えない、動物愛護法に基づいた対策を講じるべきなのです。
〓〓 環境省と沖縄県に即時中止要望を! 〓〓
差別され、今まさに殺されようとしているマングースと猫たちを救うために、沖縄県と環境省に対して、この「マングースと野猫駆除」を今すぐやめるよう、皆さんの声を伝えてください。
一人でも多くの方がご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。
JAVAでは、他の動物保護団体と協力し、「駆除中止」を求めると同時に、「マングースと猫への不妊去勢手術の実施」「開発により破壊された自然環境の回復」「新たな動物の輸入や遺棄など人為的な動物の導入防止対策の実施」などを要望しています。
<環境省 自然環境局>
〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL:03-3581-3351(代表)
FAX:03-3581-7090(直通)
E-mail:MOE@env.go.jp(環境政策への提案)
<環境省 自然環境局 沖縄地区自然保護事務所>
〒900-0027沖縄県那覇市山下町5-21 沖縄通関社ビル4階
TEL:098-858-5824(直通)
FAX:098-858-5825(直通)
<沖縄県庁 文化環境部 自然保護課>
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2
TEL:098-866-2243(直通)
FAX:098-866-2240(直通)
E-mail:okinawa@pref.okinawa.jp(代表)
この駆除についての詳細につきましては、
地元の動物保護団体「動物たちを守る会ケルビム」のホームページをご覧下さい。
http://www3.to/cherubims
|