捨てられ殺処分される動物たち

「飼っている犬や猫が病気になった」「年を取って汚くなった」「飽きてしまった」「引越しをするのでもう飼えない」「産まれてしまったけど飼えない」・・・など、身勝手な理由でいとも簡単に命を捨ててしまう飼い主が後を絶ちません。このような無責任な飼い主に捨てられた犬や猫は、自治体の動物管理センター、愛護センターなどの施設で、二酸化炭素(CO2)によって窒息死させられるという悲惨な最期が待っているのです。その数は、年間50万頭にものぼります。


「動物管理センターで処分を待つ犬たち」

マスメディアによって作り出される流行

テレビのCMやタレントが飼っているペットが紹介されると、同じような犬や猫が流行ります。このようにマスメディアによって作られた流行は、流行ゆえに長続きする事はなく、ブランドのバッグを買う感覚で飼い始めた飼い主は、飽きればモノのように捨ててしまいます。ハスキー、ダルメシアン、レトリバー、ミニチュアダックスフンドなど、動物管理センターや動物愛護センターには、流行に翻弄された犬や猫が持ち込まれ、そのほとんどは、里親が見つからず殺処分されてしまいます。


定時定点収集とは?

自治体の犬猫の引取り方法のひとつとして、回収車が地域を巡回し、飼い主から犬猫を引き取る「定時定点収集」というものがあります。自治体が広報誌などで知らせた引取りの日時・場所に、飼い主が犬猫を持っていくと、その場で引き取り、回収車が引き取った犬猫を動物管理センターや動物愛護センターまで運び、その後殺処分します。まるでゴミのように犬猫を積極的に回収するこの「定時定点収集」は、多くの自治体が行なっており、このシステムは、無責任な飼い主の飼育放棄、遺棄を助長させる最悪の行政サービスです。


あなたの家の犬や猫は不妊去勢手術をしていますか?

−殺されるために生まれてくる不幸な命をなくすために−

生まれてきた子犬、子猫を終生愛情飼育ができないのなら、産ませるべきではありません。責任を持って飼うことができないのなら、不妊去勢手術をしましょう。
ホームレス猫は、飢えや寒さ、病気や怪我に苦しんだり、業者に違法捕獲されたり、虐待を受けるなど、過酷な現状に置かれています。このようなホームレス猫を増やさないためにも、不妊去勢手術を徹底しましょう。

【不妊・去勢手術は生後半年頃からできますが、体調や発育状況に差がありますので、獣医師にご相談ください。】

妊娠以外の手術のメリット
オス: 発情しないことによって、発情期特有のかん高い鳴き声を出さなったり、スプレー行動もなくなり(少なくなり)ます。また、性格がおとなしくなり、放浪や縄張り争い、メスをめぐる喧嘩やがなくなることによって、伝染病に感染する確率が低くなります。

メス: オスと同様、発情しないことによって、発情期特有のかん高い鳴き声を出さなくなります。乳腺・子宮の病気になりにくくなります。

自治体による助成金制度
不妊・去勢手術の助成金制度がある自治体もあります。お近くの保健所でご確認ください。

動物の愛護及び管理に関する法律では、犬、猫の所有者の繁殖制限が定められています。
【第37条 犬又はねこの所有者は、これらの動物がみだりに繁殖してこれに適正な飼養を受ける機会を与えることが困難となるような恐れがあると認める場合はその繁殖を防止するため、生殖を不能にする手術その他の措置をするように努めなければならない。】


犬や猫と暮らしたい人は、里親になろう

犬や猫はペットショップから購入するのではなく、自治体が行なっている「里親制度」や「譲渡会」などを活用し、捨てられた犬や猫の里親になりましょう。もし、地元の自治体にこの制度がない場合は、「捨てられた犬や猫の里親制度を作って!」と知事や市長にメールや手紙を出してください。殺処分されていく犬や猫を一匹でも多く救いましょう。