JAVA:NPO法人 動物実験の廃止を求める会(Japan Anti-Vivisection Association)

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お知らせ

JAVAの最新情報をお知らせするコーナーです。進行中の活動、パネル展やイベントなどのご案内、これまでの活動・成果などをご紹介していきます。

動物用ワクチンの対象動物試験が省略可能に

動物用ワクチンの対象動物試験が省略可能に
~ICAPPPのパブコメが反映される~

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」によって承認されたワクチンなどの動物用生物学的製剤については、バッチ(製造単位)ごとの販売前の品質検査において、その製剤の使用対象の動物(牛、豚、犬、猫などの哺乳類、鳥類、魚類など)または実験動物を用いて安全性を確認する試験が行われています。
日米EUで組織される動物用医薬品の承認等のガイドラインを策定している国際機関VICH(動物用医薬品の承認審査資料の調和に関する国際協力)では、安全性に関して実績のある動物用生物学的製剤の安全性試験の実施を省略するための検討が進められていて、動物用不活化ワクチンの「対象動物バッチ安全試験(TABST)」の省略要件の見直し、動物用生ワクチンのTABST省略要件の制定が行われました。

2016年にそれら見直し案と制定案に対するパブリックコメント募集が行われ、JAVAは、日米欧の動物保護団体で構成する医薬品プログラムにおける国際動物保護委員会(International Council on Animal Protection in Pharmaceutical Programmes (ICAPPP))の日本窓口として、意見を農林水産省に提出していました。
2018年4月、その結果が公表されまして、ICAPPPも賛成の意見を出していた省略要件の改正や制定が実現しました。これによって、十分な数の連続したバッチが適合した生産システムの下で生産される場合、TABSTは省略*できることになったのです!さらにICAPPPが求めていた次の記述の削除・追加がなされました。

*製造工程の重要な変更や予期されていなかった副作用の発生等の例外を除く。

動物用不活化ワクチンのTABST省略要件(VICH GL50)の見直し案

  • すでにヨーロッパでは要求されていないにもかかわらず、ヨーロッパの要件表に記載されたままだったTABSTの記述が削除された。
  • 認可企業がTABSTの省略を求めることを認める、米農務省(USDA)の方針が書かれている「Veterinary Service memorandum 800.116(獣医療サービス覚書800.116)」が参考として米国の要件表に追加された。
  • ICAPPPの提案がほぼ言葉通り採用され、日本の要件表に次の一文が追加された。
    「2014年より、動物用生物学的製剤基準に定める試験に、少なくとも10バッチ連続で適合した場合、TABSTを省略することができる」

動物用生ワクチンのTABST省略要件(VICH GL55)の制定案

  • すでにヨーロッパでは要求されていないにもかかわらず、ヨーロッパの要件表に記載されていたTABSTの記述が削除された。
  • 「近い将来、Veterinary service memorandum 800.116は生ワクチンに対するTABSTの免除申請ができるように改訂される」と米国の要件表に追加された。

 

Good News!農薬のイヌの動物実験が廃止に!

年間約200頭の犬が救われる
農薬のためのイヌ慢性毒性試験が廃止に!

農薬の製造・加工、輸入、販売を行うには、農水省にその農薬を登録しなければなりません。この登録申請には、数多くの動物実験データの提出が義務付けられています。その中のひとつにイヌを使った「1年間反復経口投与毒性試験」があります。JAVAはこの試験の廃止を農水省に働きかけてきて、今回、廃止が決まったのです!


農薬のために義務付けられる動物実験

農薬の登録申請の際、データの提出が農薬取締法で義務付けられている試験*1のうち、毒性に関する試験だけで、以下のように29の試験があります。そのうち23試験が動物を用いるものです。

義務付けられている毒性試験
「農薬の登録申請に係る試験成績について」
(平成12年11月24日付け 12農産第8147号 農林水産省農産園芸局長通知)より

ア 急性経口毒性試験
イ 急性経皮毒性試験
ウ 急性吸入毒性試験
エ 皮膚刺激性試験
オ 眼刺激性試験
カ 皮膚感作性試験
キ 急性神経毒性試験
ク 急性遅発性神経毒性試験
ケ 90日間反復経口投与毒性試験
コ 21日間反復経皮投与毒性試験
サ 90日間反復吸入毒性試験
シ 反復経口投与神経毒性試験
ス 28日間反復投与遅発性神経毒性試験
セ 1年間反復経口投与毒性試験
ソ 発がん性試験
タ 繁殖毒性試験
チ 催奇形性試験
ツ 変異原性に関する試験
テ 解毒方法又は救命処置方法に関する試験
ト 動物代謝に関する試験
ナ 植物代謝に関する試験
ニ 家畜代謝に関する試験
ヌ 土壌中動態に関する試験
ネ 水中動態に関する試験
ノ 水産動植物への影響に関する試験
ハ 水産動植物以外の有用生物への影響に関する試験
ヒ 有効成分の性状、安定性、分解性等に関する試験
フ 環境中予測濃度算定に関する試験
ヘ 農薬原体の組成に関する試験

「1年間反復経口投与毒性試験」とは

今回、廃止になった、イヌを用いた「1年間反復経口投与毒性試験」(以下、「イヌ慢性毒性試験」)はどういった実験なのでしょうか。
試験実施のガイドラインである「農薬の登録申請に係る試験成績について」(平成12年11月24日付け 12農産第8147号 農林水産省農産園芸局長通知)から抜粋してみました。(※下線はJAVAによる)

ガイドライン抜粋 JAVAのコメント
1.目的
本試験は、被験物質を長期間にわたって反復投与したときに生じる毒性変化、明らかな毒性変化を惹起する用量及び毒性変化の認められない最高投与量(無毒性量:NOAEL)についての科学的知見を得ることを目的とする。
農薬が長期にわたって繰り返し体内に入った場合に有害な影響が出ない最大量を得るために行われる試験です。
2.供試動物
(1)げっ歯類1種(通常、ラット)及び非げっ歯類1種(通常、イヌ)を用いる。
(2)げっ歯類については、離乳後、馴化期間を経てできるだけ早い時期の同一週齢の動物(通常、5~6週齢)を用い、非げっ歯類については、4~6か月齢の動物を用いる。
使う動物は通常、ラットかイヌです。ラットは5~6週齢、イヌは4~6か月齢と、幼い個体を使います。
3.投与方法
経口による連続投与とし、通常、混餌投与又は飲水投与により行う。ただし、混餌又は飲水投与が困難な場合には強制投与を行ってもよい。
被験物質である農薬の成分の投与方法は経口ですが、餌や水に混ぜての投与が難しければ、強制投与、つまり無理やり摂取させてもいいとなっています。
4.投与期間
1年以上とする。
実験に使われる期間は1年以上と長期にわたります。
5.動物数及び試験群の設定
(1)動物数の設定
1.げっ歯類は1群当たり雌雄各20匹以上、非げっ歯類は1群当たり雌雄各4匹以上とする。
(2)試験群の設定
1. 被験物質投与群
ア 対照群の他に少なくとも3段階の用量設定による投与群を設ける。
2. 対照群
ウ 毒性に関する情報が十分に得られていない溶媒等を使用する場合には、さらに無処置対照群を加える。
1群あたり、ラットは雌雄各20匹以上、イヌは雌雄各4匹以上とあります。対照群と、少なくとも3段階の投与群設けるので、通常、最少でラットは160匹、犬は32匹使われます。
6.観察及び検査
次の(1)~(5)の項目について実施する
(1)一般状態の観察
(2)血液検査
2. マウスを除き、検査前に一晩絶食させることが望ましい。
(3)尿検査
(4)眼科学的検査
(5)病理学的検査
1. 投与期間中に死亡した動物は速やかに剖検し、器官・組織の肉眼的観察及び病理組織学的検査を行い、死因及びその時点での毒性変化の程度を明らかにするよう努める。
2. 投与期間中に死に瀕した動物は、速やかに屠殺、剖検し、1と同様の観察及び検査を行い、瀕死状態に至った原因及びその時点での毒性変化の程度を明らかにするよう努める。
3. 投与終了時におけるすべての生存動物は、諸検査等のための採血及び採尿を行った後、屠殺、剖検し、器官・組織の肉眼的観察を行う。(略)なお、マウスを除き剖検前に一晩絶食させることが望ましい。
ラットやイヌたちは、(1)~(4)の観察・検査をされ続け、途中で死亡したら、剖検、途中で死に瀕しても、殺されて剖検、1年間実験されて生き残っても、殺され剖検されるという、いずれにしても悲惨な最期を迎えることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

殺される前の日に絶食の苦しみまで味わいます。

なぜこの実験をターゲットにしたか

上述ように、数ある動物を用いた毒性試験の中で、なぜ今回このイヌ慢性毒性試験にターゲットを絞ったか。それは、まず1年間と非常に長期にわたる点で他の実験より残酷であり、動物福祉の観点から、EUでは必須試験から削除されていて(2013年)、米国(2007年)、カナダ(2016年)でも条件付きながら削除されているからです*2
そういった国際的な動向があることに加え、JAVAと協力関係にある米国に本部を置く動物保護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals;動物の倫理的な扱いを求める人々)が、同じく義務付けられているイヌを用いた「90日間反復経口投与毒性試験」のデータの利用によって、1年間の実験を削除しても農薬の安全性の担保に支障はないという科学的根拠を提示してくれたからです。
そのため、まずこのイヌ慢性毒性試験を削除させよう、ということになりました。

農水省に削除を要請

JAVAはPETAと連携しながら、2015年から農水省に対して、イヌ慢性毒性試験をガイドラインから削除するように働きかけを続けてきました。そして、農水省から次のような回答を得ていました。

  •  OECD(経済協力開発機構)を始めとした国際機関で3Rの原則に基づいた取り組みがなされていることは承知している。
  •  農水省でも不要な動物試験はなるべく減らしていく方針としている。
  •  JAVAから寄せられた意見・情報や欧米における動きも参考に、今後、関係府省との協力の下、見直しを検討していきたいと考えている。
  •  具体的には、イヌ慢性毒性試験から得られるデータと同等の情報が他の試験から入手可能かどうか、国内の毒性評価の専門家からの助言を求めていく。
  •  この試験の必要性の調査研究を行っている。期間は2年間で、遅くとも2017年3月には結果が出る。

食品安全委員会の結論は「例外つき削除」

上記の農水省が言う調査研究結果が、リスク評価機関である内閣府食品安全委員会で審議されました。そして発表された「農薬の食品健康影響評価におけるイヌを用いた1年間反復経口投与慢性毒性試験の取扱いについて」(平成29年12月21日 農薬専門調査会決定)において、「原則、イヌ慢性毒性試験は不要」という結論が出されました。
しかし、この結論には以下の1~4の場合は例外として、この試験が必要と考えられると示されていました。つまり「例外つき削除」という結論だったのです。

  1.  亜急性毒性試験で認められる毒性プロファイルがイヌとげっ歯類で大きく異なる場合
  2.  イヌ及びげっ歯類について、毒性標的臓器が同じでも明確な発現用量の差が認められ、イヌの感受性が高いと考えられる場合
  3.  イヌにおける農薬の蓄積性が懸念される場合
  4.  イヌにおける薬物代謝(動態)について、1~3で示されるようなイヌ特有の毒性等に関与することが想定される場合

パブコメ募集
農水省の案は「例外なし削除」

食品安全委員会の結果をうけて、農水省がイヌ慢性毒性試験を削除するガイドラインの改正案をまとめ、それに対するパブリックコメントの募集をしました。
農水省のガイドライン改正案にも食品安全委員会がつけた4つの例外が書かれてしまうかと危惧していたのですが、農水省の改正案では、一切の例外なくイヌ慢性毒性試験を削除するという内容になっていたのです!

JAVAは次のように、農水省が出した例外なし削除の案を評価、支持し、案のとおり改正をすることを求めるコメントを農水省に提出いたしました。
また、改正案を後押しするご意見を届けてくださるよう広く呼びかけました。

  •  米国、カナダは上記の1、2、4の例外は設けていない。また、EUは1~4すべての例外を設けていない。それはこれらの場合において、イヌ慢性毒性試験を追加で実施してもリスク評価に更なる評価価値を与えないからである。
  •  食品安全委員会は、これら海外の方針を認識しながら、農薬専門調査会決定において例外を設けた。これは「3Rの原則」にも、「不要な動物試験はなるべく減らしていく」という農水省の方針にも反した時代に逆行する結論と考える。

ガイドラインから削除される!

3月29日、パブコメの結果が公表され、全部で115件の意見が寄せられ、そのうちJAVAと同様の意見が79件あったと報告されています。そして、そこには「原案の通り改正いたします」との農水省の見解が書かれていました。4月に入り、イヌ慢性毒性試験の記述すべてが削除された新しいガイドラインが通知されたのです!
今後、農薬申請の際、イヌ慢性毒性試験を行う必要がなくなります。登録申請数などにもよりますが、今後年間約200頭の犬が犠牲にならずにすむと推測されます。JAVAはすべての実験の廃止を求めていて、これはゴールではありませんが、今回の結果は大きな1歩です!

改正されたガイドラインは農林水産消費安全技術センターのウェブサイトでご覧いただけます。


  1. *1暴露の危険性や毒性の程度等からデータ提出が除外されるケースもある。
  2. *2JAVAが把握している、その他の国の状況としては、韓国は依然としてイヌ慢性毒性試験を実施、ブラジルは削除を検討中(2018年4月1日現在)。

農薬を飲まされる犬たちを救おう!

!この実験は廃止になりました!

「Good News!農薬のイヌの動物実験が廃止に!」をご覧ください
パプコメにご協力くださった皆さま、ありがとうございました


【2018年2月21日に締め切られました】
「1年間 農薬を飲まされ続ける犬たちを救おう!」
農水省へパブコメを送ってください

農薬の製造・加工、輸入、販売を行うには、農水省にその農薬を登録しなければならないと農薬取締法で定められています。
この登録申請には、数多くの動物実験データの提出が義務付けられています。その中のひとつに「1年間反復経口投与毒性試験」という実験があります。これは、ラットやイヌを用いて、1年間もの間、農薬をエサや水に混ぜて投与したり、強制投与して、繰り返し体内に入った場合に有害な影響が出ない最大量を得るために行われる必須試験です。動物たちは実験の最後に殺され、解剖されます。

この度、農水省がこのイヌを用いた1年間反復経口投与毒性試験(以下、「イヌ慢性毒性試験」といいます)を必須試験から削除するガイドラインの改正案をまとめ、それに対するパブリックコメントの募集をしています。

これは大変評価できる改正で、JAVAはこの改正案に賛成・支持するコメントを提出しました。
ぜひ、皆さんからもご意見届けてください。

イヌ慢性毒性試験は、1年間と非常に長期にわたること、また90日間の同様の試験が義務付けされている等の理由や、動物福祉の観点から、EUでは必須試験から削除されています(2013年)。またアメリカ(2007年)、カナダ(2016年)でも条件付きながら削除されています。
一方、日本では必須とされていたため、JAVAは米国に本部をおく動物保護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals;動物の倫理的な扱いを求める人々)と連携しながら、2015年から農水省に対して、イヌ慢性毒性試験を削除するように働きかけをしてきました。
そして、農水省から「貴会やPETAから寄せられた御意見・情報や欧米における動きも参考に、今後、関係府省との協力の下、見直しを検討していきたい」「この試験の必要性の調査研究を行っている。遅くとも2017年3月には結果が出る」という回答を得ていました。

この調査研究結果が内閣府食品安全委員会で審議され、昨年12月21日付で、「原則、イヌ慢性毒性試験は不要」という結論が出されました。
しかし、この結論には以下の1~4の場合は例外として、この試験が必要と考えられると示されていました。

  1. 亜急性毒性試験で認められる毒性プロファイルがイヌとげっ歯類で大きく異なる場合
  2. イヌ及びげっ歯類について、毒性標的臓器が同じでも明確な発現用量の差が認められ、イヌの感受性が高いと考えられる場合
  3. イヌにおける農薬の蓄積性が懸念される場合
  4. イヌにおける薬物代謝(動態)について、1~3で示されるようなイヌ特有の毒性等に関与することが想定される場合

そのため、農水省のガイドライン改正案にもこの4つの例外が書かれてしまうかと危惧していたのですが、農水省の改正案では、食品安全委員会が示した例外は書かれておらず、例外なくイヌ慢性毒性試験を削除するという内容になっていたのです!

JAVAは当然、すべての動物実験の廃止を目指していますので、ラットを用いた1年間の試験をはじめ、多くの動物実験がまだ必須とされていることには反対ですが、今回の改正は農薬のための動物実験廃止への大きな一歩です。
JAVAでは以下のようなこの改正案を評価、支持するコメントを農水省に提出いたしました。

JAVAが提出したパブコメ(PDFファイル)

ぜひ皆さんからも「改正案に賛成、支持する」「国際的な動向をみても、動物福祉の観点からもイヌを用いた1年間実験の削除は不可欠。案の通りの改正をお願いします」など、改正案を後押しするご意見を届けてください。

締め切りは2月21日です。
提出方法や改正案はパブリックコメント募集のページをご覧ください。

ご協力を宜しくお願いします。

MICHAEL KORSとJimmy Chooも「毛皮を使わない」ブランドに!

2017年12月26日

マイケルコースファーフリー

12月15日、世界的な高級ファッション企業
マイケル・コース ホールディングス(Michael Kors Holdings Limited)は、
動物の毛皮の使用をやめ、
毛皮を使用した製品は2018年12月末までになくすと発表しました!

この発表により、同社のブランドMICHAEL KORS(マイケル・コース)Jimmy Choo(ジミーチュウ)は、JAVAもメンバーとなっている毛皮に反対する国際連盟Fur Free Alliance(FFA)が各国で展開している「FUR FREEブランドプログラム(Fur Free Retailer Program)」に加わったのです。

CEOのジョン・D・アイドル(John D. Idol)は、次のように述べています。
「私は、MICHAEL KORSとJimmy Chooのコレクションにおいて、動物の毛皮の使わないという我が社の約束を発表できることを嬉しく思います。この決定は、革新的な素材の使用を発展させ続けていくという我が社の新たな幕開けとなります。」

また、デザイナーのマイケル・コースは、「製造技術の進歩によって、今、私たちは動物の毛皮を使うことなく豪華で美しいものを作り出すことが可能になりました。来る2月のショーのランウェイでそれらの新しい技術をお披露目できるでしょう。」と語っています。

これによってMichael Korsは、Gucci、アルマーニ、HUGO BOSSなどの毛皮を使わない高級ブランドの仲間入りをしました。

動物愛護法改正のための活動<続報>

2017年12月14日

2018年の「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動物愛護法)の改正に向けて進めている、「認定NPO法人アニマルライツセンター」、「PEACE 命の搾取ではなく尊厳を」との協働活動。その後も国会議員への陳情等さまざまな取り組みを積極的に続けています。


省庁への申入れ

動物愛護法はこれまでの改正と同様に今回も議員立法で行われる予定ですが、行政側の意見・意向も重視されます。そのため、動物愛護法を所管する環境省には繰り返し私たちの求める改正を要望しています。また、私たちの改正案には、「実験動物を扱う業も第一種動物取扱業の対象にして登録を義務付ける」「3Rの原則の強化」という動物実験、実験動物に関係する改正も含まれていることから、動物実験の実施についての指針を出している文部科学省、農林水産省、厚生労働省の担当課への申し入れも行い、私たちの改正案への理解と協力を求めました。

「動物行政に関するアンケート」調査実施

自治体の動物の取扱いに関する私たちの改正案には、とえば、「所有者不明の犬猫の引取り条項の改正により、駆除目的の猫の引取りをなくす」「収容状況の改善(冷暖房・収容スペースの広さ・運動等)」「殺処分方法の改善(炭酸ガス殺の禁止)」があります。これまでも国会議員の皆さんに自治体の現状を伝え、私たちが求める改正案をアピールしてきました。より理解と賛同を得るために、環境省が発行している「動物愛護管理行政事務提要」ではわからない自治体における動物行政の現状を把握し、それを元にした資料を作成しようと、JAVAはアンケート調査を実施しました。対象は、引取り業務を行っている114の都道府県、指定都市、中核市です。

Evaの「どうぶつ2020プロジェクト」
JAVAのメッセージ動画が公開

女優の杉本彩さんが理事長を務める公益財団法人動物環境・福祉協会Evaが「どうぶつ2020プロジェクト」を9月中旬にスタート。これは、「2020年、日本のどうぶつ環境を世界水準に」をスローガンに掲げ、動物愛護法改正など、動物の福祉と環境の向上を目指すプロジェクトです。プロジェクトのアクションの一つとして、動物愛護団体、議員や著名人からのメッセージ動画が公開されています。JAVAもEvaからの依頼を受けて撮影しました。
動画では、私たちが動物愛護法の改正で特に強く求めている3点「駆除目的の猫の引取りをなくす」、「実験動物を扱う業の登録」「動物実験の3Rの強化」についてアピールしています。


YouTubeで動画を視聴する

 

3団体合同で開催

セミナー「動物愛護法をどう改正したらよいか~すべての動物を守れる法律を~」
9月10日、文京シビックセンター (東京都文京区)にて3団体合同でセミナーを開催しました。アニマルライツセンター代表理事の岡田千尋さん、PEACE代表の東さちこさん、JAVAの和崎が登壇し、法改正に向けたこれまでの動きの中間報告、私たちの改正案とその改正を求める理由、そして今後の動きについてお話ししました。質疑応答の場では、時間が足りないほど、会場から多くのご質問やご意見がありました。(私たちの求める改正については、<動物愛護法の改正署名にご協力を!>のページを参照ください)

JAVA、子猫虐殺犯を刑事告発

粘着テープで縛る、乱暴に肛門をこする・・・
JAVA、子猫虐殺犯を刑事告発

今年6月、インターネット上に少なくとも2頭の子猫を粘着テープで縛ったうえで、乱暴に肛門をティッシュでこすったり、圧迫するなどして虐殺する動画が投稿されました。この虐待動画については数多くの通報が全国の警察署に寄せられ、JAVAも告発状を提出。その後逮捕された犯人には動物愛護法違反で罰金20万円の処分が下されました。


投稿された虐待動画

6月18日に、「パンティマニアなお座敷シューター」という名で動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)に投稿された4本の動画のうち3本に、子猫への残虐行為が撮影されていました。

動画1 白毛の子猫への虐待
<JAVAが動画で確認した内容>
犯人は白毛の子猫の両手にガムテープを巻きつけて拘束し、激辛チリソースを塗った綿棒を口の中にねじ込んだ。その後、ティッシュペーパーで乱暴に肛門をこすり続け、肛門は赤くただれて出血した。3分22秒ある動画中、終始、犯人は子猫を握りつぶすように強くつかみ、時に尻尾をつかんで逆さ吊りにし、子猫は終始、悲鳴をあげ続けていた。

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<この動画についての犯人のコメント(原文のまま)>
「【赤ちゃん猫 強制排尿・排泄!】暴れるので、ガムテープ使用しましたが、なくても押さえ方次第ではガムテープなんか不要です。おしっこは問題ないものの、便通が悪かったので、アメリカのルイジアナ・ホットソース肛門に塗り、豪快に力強く擦ったら赤く擦りむけてしまい、力も入り過ぎたせいか、身体の骨も折れてしまった…。次の日に亡くなりました。。。。」

子猫虐待1

投稿動画より。子猫の両手はガムテープで拘束されている。
背後には激辛チリソースの瓶が見える。

動画2 キジトラの子猫への虐待

<JAVAが動画で確認した内容>
犯人はキジトラ毛の子猫の両手にガムテープを巻きつけて拘束し、さらに目、鼻、口を覆うように顔面にもガムテープを貼り付けた(顔面のテープを途中で追加したり、押さえつけたりもした)。その後、ティッシュペーパーで乱暴に肛門をこすり続け、肛門は赤くただれ出血した。3分44秒ある動画中、終始、犯人は子猫を握りつぶすように強くつかみ、時に尻尾をつかんで逆さ吊りにし、子猫は終始、悲鳴をあげ続けていた。

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<この動画についての犯人のコメント(原文のまま)>
「【子猫の強制排尿・排泄!】仕事などに行っている間はどうなのかわかりませんが、おしっこだけは毎日出ていたようです。かなり便通が悪く、ほぼ毎日強制排尿・強制排便しておりました。暴れるため、爪を切る前の動画です。ガムテープなんかなくてもできちゃいますね!日々強く擦り過ぎて、肛門なども皮が擦りむけ、少し血が出て真っ赤になってしまい、やはり力の入れ過ぎでした。。。
力の入れ過ぎって、おろしがねで大根をすりおろしするぐらいの力を入れてました
それでも排便はなかなか出なく、身体をギュッと強く握ると、なんとか出てました!が、内臓、肝臓、腎臓、胃?などが圧迫されたためか、苦しそうに悲鳴をあげていました。日々強く握り、強く擦り過ぎたためか、5月下旬に最後の悲鳴をあげて、ぐったりと亡くなりました。無念!!」

子猫虐待2

投稿動画より。子猫の両手はガムテープで拘束されている。このあと顔面にもテープを貼り付けられる。

動画3 死亡したキジトラの子猫
<JAVAが動画で確認した内容>
仰向けに横たわったキジトラの子猫の亡骸を母猫が何度も舐めていた。犯人はその子猫の頭部を大きな音がするほど指で強くはじきとばした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<この動画についての犯人のコメント(原文のまま)>
「【無念!赤ちゃん猫死亡!!】生まれてから約1ヶ月目を迎えたけども、5/30に豪快な強制排尿・排便直後にゆっくりと亡くなりました……。母猫リリィが一生懸命舐めていました。私もいろいろやりましたが、ダメでした。2匹のうちの残ったこの子だけには、 元気に育って欲しかったです……。
毎回、排尿・排便の時に身体をギュッと強く握り、内臓、肝臓、腎臓、胃!?などが強く圧迫してしまったことが主な死因です。
本当、母猫には申し訳ないけど、無念極まりない、、、、。」

子猫虐待3

投稿動画より。死亡した子猫の頭部を犯人は強くはじき飛ばした。

Evaと連名で刑事告発

動画に映し出された行為は明らかに動物愛護法違反で「愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、2年以下の懲役又は、200万円以下の罰金に処する。」に該当するものです。8月、JAVAは公益財団法人 動物環境・福祉協会Evaと連名で地元の渋谷警察署に相談し、同署を介して、すでに捜査に動いていた神奈川県厚木警察署に告発状を提出しました。
その際、田中亜紀獣医師(カリフォルニア大学デービス校獣医学部疫学研究員/日本獣医生命科学大学非常勤講師)と町屋奈獣医師(公益社団法人日本動物福祉協会 獣医師調査員)が連名で作成くださった意見書「子猫の排尿・排便等に関する動画について」(下に掲載) を証拠として提出しました。これにより、あたかも子猫に排便・排尿をさせるために行った正当な行為であるかのような犯人の主張は決して通用しないことを証明しました。

犯人逮捕される

8月31日、犯人を逮捕したとの連絡が警察からありました。TBSテレビでは、逮捕されたのは千葉県成田市の38才の派遣社員の男と報じられました。

検察に起訴と厳罰求刑を要望

逮捕されても起訴されなければ罪に問えません。そのため、JAVAとEvaはそれぞれ、管轄の横浜地方検察庁 小田原支部にあてて、必ずや起訴して、懲役2年を求刑することを求める文書を送りました。

罰金20万円の処分下される

9月8日、逮捕されてから警察署に拘留されていた容疑者N・Kは裁判所に略式起訴され、同日付で罰金20万円の略式命令が下されました。
N・Kの犯した罪は残酷極まりなく、到底許せるものではありません。 それに対して、下された刑はあまりに軽いと言わざるを得ませんが、N・Kの行為が動物愛護法違反と認定され、有罪にできたことについては、再犯防止、さらには、他の動物虐待犯への抑止の効果があると考えています。

■2名の獣医師からの意見書■

 

「私が見た盲導犬の一生」元パピーウォーカーからの寄稿

人間のために働かされる様々な動物がいますが、人間に利用される動物の実態はどれも悲惨です。JAVAはいかなる動物の使役にも反対しています。
今回は、盲導犬のパピーウォーカーのボランティアをして、予想外の悲しい現実を知り、盲導犬制度に大きな疑問を持った佐藤まちえさんに盲導犬の一生についてご寄稿いただきました。

私が見た盲導犬の一生

佐藤まちえ

盲導犬

我が家では人の役に立つと思い盲導犬のボランティアをしましたが、疑問や驚くことが多く、盲導犬制度についてあまりにも無知だったと後悔しました。気がつけば、私は今まで一度も楽しそうな盲導犬を見たことがありません。

◆次々に代わる飼い主◆
盲導犬は、せいぜい15年の短い一生に飼い主が最低5回も代わります。繁殖家庭で生まれ、パピーウォーカー家庭(団体に登録したボランティア家庭、以下PWと略す)で育ち、次は訓練を受ける盲導犬育成団体(犬の所有者)、4番目は盲導犬の使用者(いわゆるユーザー)、最後は現役引退後の引き取り先です。PWが途中で交代した例もあります。

盲導犬育成団体(以下団体と略す)は全国に11団体あり、それぞれに繁殖犬を何頭か所有し、計画的に交配・出産させ、生まれた子犬を盲導犬に育てています。
繁殖犬は雌雄別々にボランティア家庭で飼育されており、子犬は母犬のいる家庭で誕生し、授乳期は母犬と一緒に育ちます(この間、母子を自らの施設に連れ戻して育てる団体もあります)。現在盲導犬の犬種は主にラブラドール・レトリバーです。
生まれた子犬達は約50日後に母犬から離され、PWに1頭ずつ、約1年間預けられます。
PWになるには審査を伴うのが一般的ですが、無審査で事前の家庭訪問もなく契約書も交わさない団体があるのは驚きです(この団体では単身者のPWも可)。
PWの責務は、預かった犬を健康で人間好きな犬に育てることで、盲導犬としての訓練は要求されません。この先の運命を知らない子犬達にとって、家庭犬として過ごす一番幸福な期間です。なおこの間、多くの団体は定期的にPWと犬を召集し状況をチエックしますが、招集も訪問も全く行わない団体もあります。

◆過酷な訓練◆
犬は1才2ヶ月頃にPWから団体に戻され、盲導犬にするための訓練が開始されます。訓練法は各団体により多少異なりますが、多くの団体が提唱している「陽性訓練」(ほめて訓練する)でさえも、排泄の制限、鳴き・吠え・走り厳禁、人や犬とのスキンシップ禁止等、犬の本質否定に基づいています。なお犬を従わせるのに体罰を続ける団体もあります。走行中の車の直前に犬を無理やり引き出し、急ブレーキをかけて車の怖さを実感させるといった手荒な訓練を行なっている団体もあります。
訓練施設の状況も団体により様々ですが、運動場もなく、建物の1室にケージを2段積みして常時60頭もの犬を収容しているところもあります。この団体は訓練士が4名だけで、他は皆見習いだそうです。なお盲導犬の訓練士は国家資格ではなく、各団体が自己基準で認定しているものです。
訓練は2才過ぎ頃まで続きますが、訓練の過程で盲導犬に不向きと判断された犬は随時脱落していきます。最終的に盲導犬になるのは、多くても候補犬の3割以下なのです。
訓練中に脱落した犬達(いわゆるキャリアチェンジ犬)は、一般家庭に譲り渡され、その後は家庭犬としての生涯を送ります。一部は団体に残り、見学会などの広報活動に使われ、他には盲導犬より合格基準が緩い介助犬の候補として介助犬団体に譲渡されることもあります。

◆盲導犬と使用者◆
最終的に訓練に合格した犬は、団体がマッチングした盲導犬申請者(身障者手帳を所有する18才以上の視覚障害者)とペアで約4週間の宿泊訓練に入り、それが無事終了すれば、その視覚障害者のもとで盲導犬としての生活を始めます。
しかし短期間で気心が通じるわけはなく、使用者と盲導犬の呼吸が合うのには1年以上かかります。指示に従わない犬を「叩いたり蹴ったり」、排泄の後始末が面倒だから「水や食事は最低限に」といった誤った扱い方が独断で繰り返されることが虐待につながるのだと思います。
なお各団体は都道府県などの地方自治体と盲導犬育成の任意契約を結んでいるので、盲導犬を使用者に貸与すると(盲導犬は貸与が主流、1団体のみ譲渡)、使用者の住む地方自治体から、育成費として1頭につき約200万円が支給されます。貸与後に問題が生じても団体に育成費の返還義務はありません(譲渡の場合も同じ仕組みです)。
盲導犬は、中途失明した人に繰り返し貸与されるケースが非常に多いですが、使用者には育成費の負担はなく、盲導犬5頭目という使用者もいます。使用者の年齢に上限もなく、80代の男性に初めての盲導犬を渡し、それを自慢している団体もありました。また現役中に万一犬が死んでしまっても、使用者は希望すれば早急に次の犬が貸与されます。

◆盲導犬の寿命と生活◆
現役引退は10才前後が一般的で、引退後は引き取り先のボランティア家庭で余生を送ります。その際、PWが希望すれば犬をPWに戻す団体もあれば、逆にPWや使用者に引退後の行く先すら教えない団体もあります。なお大手の団体は、「老犬ホーム」のような施設を有し、一般家庭に譲渡できない引退犬を飼育しているようです。
昔から「盲導犬はストレスが多いので、同種の家庭犬より短命」と言われてきました。盲導犬業界はこれに反論していますが、容易に算出できるはずの盲導犬の具体的な寿命データすら公表していません。

それに問題は寿命の長短以上に生活の質なのです。「現役中でもハーネスを外せば家庭犬と同じ扱いをする」と主張していますが、実際は、室内でも短いリードで繋がれ、散歩も一切させない。「走らせる必要はない、食事は1日1回」と公言する団体もあり、とても家庭犬と同様の生活とは言えません。重く固いハーネスを背負っての仕事中は、排泄を我慢させるために飲み水も制限され、夏の日中に熱中症で倒れた例もあります。ラブラドールは特に暑さに弱いのに、夏でも毛が飛ばないよう全身を被う服や雨具を着せられています。肉球が焼けるほど熱い、真夏のアスファルト道路も歩けるように「犬に履かせる靴を作った」とホームページに載せた団体もあります。靴は脱げたり擦れたりで、盲導犬には不向きだし、犬にとって足の裏は大切な情報収集のセンサーです。そんな道を歩かせないですむよう人間側が配慮するのが先決のはずです。
一日の「労働時間」や使用形態も使用者任せでストレスは計り知れません。盲導犬の尻尾は殆ど下がったままです。犬は飼い主とのアイ・コンタクトが最重要と言われますが、使用者の目が見えない状況で、晴眼者でも苦労が多い大型犬のケアが十分にできるのでしょうか。使用者に家族がいても、盲導犬の世話は使用者自身が行うのが原則なのです。
2014年の夏に世間を騒がせた埼玉の盲導犬オスカー刺傷事件も、実は刺し傷ではなく皮膚病の一種で、使用者や周囲が気づかなかったのが原因でした。

盲導犬の引退を10才頃と規定する団体が多く、10才は人間の60才相当だから十分早いと主張していますが、ラブラドールのような大型犬にとって「10才はもっと高齢に当たる」が大方の一般の飼い主や関係者の実感だと思います。おまけに引退年齢の規定すらない団体では、13~14才まで現役を強いることもあります。引退後も、現役中のストレスやケアの怠慢によって、例えば長年狭いケージに入れられていたための大きな座りダコ、痩せすぎ、重病発覚、犬種本来の特性の欠如・回復不能等々、痛ましいケースが後を絶ちません。

◆結びにかえて◆
2012年1月に長崎で3才の現役盲導犬アトムが失踪する事件が起こり、アトムの歩きながらの失禁写真がネットにアップされ、アトムの使用者やアトムを所有する九州盲導犬協会の非常識な対応が問題視されました。しかし結局協会も、現地調査に赴いた主だった盲導犬団体が加入する連合団体(九州盲導犬協会も加入)も、何の責任も取らず、釈明もなく改善策も打ち出さなかったようで、アトムは今も行方不明のままです。
この事件を始め、ネットに上るケースは氷山の一角に過ぎず、盲導犬虐待通報は関係機関に頻繁に寄せられています。しかし盲導犬育成団体や関係官庁は、常に黙殺するかデマとしてもみ消し、マスコミも完全無視で、問題に対応してきませんでした。税金や善意の寄付に頼り、ボランティアを多用する制度なら、せめてこういった問題にも具体的な窓口を設け真摯に対処するべきです。
「犬はモノではなく命」という犬への思い入れからだけではなく、実際は希望者もごくわずかで、限られた視覚障害者しか使えず、非効率と不公平の極みである盲導犬制度が今後も必要なのか検証し、より広範囲の人が恩恵を受けられる、人間のガイドヘルパー制度の充実や歩行補助機器などの開発にもっと手厚い助成制度を設けてほしいです。どうか皆さんにも盲導犬に代わる方法について考え、その実現を応援していただけたらと思います。

 

我が家で育てた犬。
盲導犬団体に返して1ヶ月半後の面会時に撮影(1才4ヶ月)。
本格的訓練前だが表情が激変、激痩せしていた。

 

エキゾチックアニマル展示即売会視察レポート

5/20(土)・21(日)、東京・池袋サンシャインシティで開催された日本最大級のエキゾチックアニマル展示即売会「東京レプタイルズワールド2017」。
以前より「展示方法がひどい」など悪評が絶えないため視察してきました。「見て、触れて、学べて、そして買える」がコンセプトのこのイベントには、爬虫類、両生類、猛禽類、有袋類、小哺乳類など様々な動物たち約6,000匹(主催者発表)が展示・即売されていました。

 

東京レプタイルズワールド2017-1

残念なことに、100以上の出店者と15,000人規模の来場者は年々増加傾向とのこと。
小さな子どもを連れた家族や若者や女性も多く、どのブースも大勢の人たちで賑わっていた。

 

東京レプタイルズワールド2017-2

人の往来の激しい場所で、ダンボールに入れられ販売されている生まれたばかりの
ブラックメンフクロウのひな。

 

東京レプタイルズワールド2017-3

2日間にわたる長時間の展示でグッタリしているハヤブサやタカのひなたち。

 

東京レプタイルズワールド2017-4

プリンパックと呼ばれる透明の食品用ケースに詰め込まれて売られるトカゲたち。

 

東京レプタイルズワールド2017-5

ヘビは腸の不快感をとるために体をまっすぐにする姿勢をとることが必要だが、
このように小さなケースの中で体を折り曲げられた状態で売られている。

 

東京レプタイルズワールド2017-6

透明パックに詰められたヘビを
まるで食品を選ぶかのように品定めしている来場者たち。

 

東京レプタイルズワールド2017-7

小さな透明ケースの水の中で、もがき続けているカメ。

 

東京レプタイルズワールド2017-8

種類の異なるフクロウたちが短いリーシュで足を繋がれ、近距離で展示されている。

 

東京レプタイルズワールド2017-9

頭をもたげるほど小さなケージの中に長時間閉じ込められ、
放置された糞尿にまみれて、グルグル回るか、じっとうずくまることしかできない
アカハナグマ(上段)とプラチナフォックス(下段)。

 

東京レプタイルズワールド2017-10

ハリネズミ、ハムスター、フクロモモンガ、トカゲなどの動物たち。
大勢の大人や子どもたちにつかんだり、触られ続ける。

 

東京レプタイルズワールド2017-11

イベント終了後は、段ボールや発泡スチロールなどに詰め込まれる。
生き物を扱っているとは思えないほど無造作に搬送されていく。

 


このように、会場内に展示されている動物たちは最低限の配慮すらされていない、とても悲惨な状況に置かれていました。これほど劣悪な状態にもかかわらず、東京都に第一種動物取扱業の登録をして合法的に開催されているのです。この「レプタイルズワールド」以外にも、移動販売を行うイベントや、移動動物園、サーカスといった移動展示はたくさんありますが、容器やケージに入れられて、長距離運ばれる動物たちの心身への負担は相当なものです。移動販売や移動展示をなくすために、JAVAは次回の動物愛護法改正で移動展示販売の禁止を求めて活動しています。

※動物愛護法改正の活動についてはコチラのページをご覧ください

Gucci(グッチ)が「毛皮を使わない」ブランドに!

2017年10月11日、世界的に有名なファッションブランドGucciが
2018年春夏コレクションから
毛皮(リアルファー)を使用しないことを発表しました!

JAVAもメンバーとなっている毛皮に反対する国際連盟Fur Free Alliance(FFA)が各国で展開している「FUR FREEブランドプログラム(Fur Free Retailer Program)」にGucciが賛同したのです。
これによって、Gucciは、アルマーニ、HUGO BOSS、H&M、ZARAなど750以上ある「FUR FREEブランド」の一員となります。
この素晴らしい決定は、FFAのメンバー団体である米国のHSUSとイタリアのLAVが長年にわたりGUCCIに働きかけてきた成果です。

GucciのCEOであるマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzarri)氏は、次のように述べています。
「社会的責任はGucciの核となる価値感の一つです。私たちは引き続き環境と動物のために努力していきます。HSUSとLAVの助けを借りて、Gucciは今回、次の一歩を踏み出すことに興奮しています。そして、この一歩がイノベーションを促し、意識を高め、高級ファッション業界をより良く変える一助となることに期待しています。」

今回のGucciの毛皮使用廃止の決定は、世界中のファッションブランドに良い影響を与えることは間違いありません。

日本で購入できるFUR FREEブランド→コチラのページで紹介

FFAのウェブサイト

「FUR FREE ブランド」800に!

「FUR FREEブランド」が800ブランドに達する!

毛皮に反対する国際連盟Fur Free Alliance(FFA)が各国で展開している「FUR FREEブランドプログラム」。
このプログラムでは、毛皮を扱わないことを宣誓したアパレルブランドを「FUR FREEブランド」として承認しています。
これまで、グッチHUGO BOSSアルマーニH&MZARAなどの有名ブランドをはじめ、世界で多くのブランドやショップが承認を受けてきましたが、その数がなんと800に達しました!


JAVAは、日本窓口としてこのプログラムを実施していて、日本のブランドも承認を受けています。
より多くのブランド、ショップにこのプログラムへ関心を持っていただけるよう、この度、「承認マーク」がスタイリッシュなデザインに変更されました。

 

 

また、FFAのウェブサイトがリニューアル
JAVAのウェブサイトもリニューアル&FUR FREEブランドを追加しましたので、ぜひご覧ください。

毛皮を扱わないファッションが増えました

2017年8月1日

海外の8つの小売店が、新たにファーフリー宣言

 

追加掲載しました!(2017年8月1日)
全リストは<FUR FREE ブランドプログラム>のページをご覧ください

NEW! 1
CODELLO(コデッロ)
スカーフ、帽子、バッグといったファッションアクセサリーのドイツの老舗ブランド。日本ではセレクトショップのほか、ZOZOTOWNやYOOXなどのファッション通販サイトから購入できます。

NEW! 2
La Redoute(ラルドゥート)
フランスに本社があるヨーロッパ最大級の通販サイト。サイトは英語表記ですが、日本からも購入できます。出品している個々のブランドがファーフリー宣言をしたわけではありませんが、この通販サイトでは、毛皮を使った商品は扱っていません。また、La Redouteは自社ブランドも複数持っていて、これらブランドはすべてファーフリーです。
https://www.laredoute-corporate.com/en/company/our-brands
日本のネットショップで、La Redouteブランドを扱っているところが結構あります。

NEW!3
MR POTER(ミスターポルテ)
Yoox Net-a-Porter Groupが運営するメンズファッション通販サイト。出品している個々のブランドがファーフリー宣言をしたわけではありませんが、この通販サイトでは、毛皮を使った商品は扱っていません。サイトは英語表記ですが、日本からも購入できます。

NEW! 4
Net-a-Porter(ネッタポルテ)
Yoox Net-a-Porter Groupが運営するファッション通販サイト。出品している個々のブランドがファーフリー宣言をしたわけではありませんが、この通販サイトでは、毛皮を使った商品は扱っていません。日本語サイトでお買い物ができます。高級ブランド通販サイト。

NEW! 5
SAVE THE DUCK(セイブザダック)
イタリアのブランド。SAVE THE DUCKのジャケットは、一見、ダウンジャケットに見えますが、ダウンやフェザーを使用していません。100%動物性素材を使用しないブランドです。メンズ、レディース、キッズ用があります。日本には店舗はありませんが、セレクトショップの通販などでご購入いただけます。

NEW! 6
THE OUTNET(ジ アウトネット)
Yoox Net-a-Porter Groupが運営するファッション通販サイト。出品している個々のブランドがファーフリー宣言をしたわけではありませんが、この通販サイトでは、毛皮を使った商品は扱っていません。サイトは英語表記ですが、日本からも購入できます。

NEW! 7
Yoox(ユークス)
Yoox Net-a-Porter Groupが運営するファッション通販サイト。出品している個々のブランドがファーフリー宣言をしたわけではありませんが、この通販サイトでは、毛皮を使った商品は扱っていません。日本語サイトでお買い物ができます。

NEW! 8
Yoox Net-a-Porter Group(ユークス・ネッタポルテ グループ)
イタリアに本社がある世界180カ国以上で展開する高級ブランド通販サイト。YOOX(ユークス)をはじめ、このグループが運営するすべての通販サイトが毛皮を使った商品を扱いません。

【終了】9/10動物愛護法セミナー

2017年7月26日

3団体合同セミナー
「動物愛護法をどう改正したらよいか~すべての動物を守れる法律を~」

9月10日(日)に、2018年に改正される予定の「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動物愛護法)についてのセミナーを、法改正にあたって協業するNPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)、認定NPO法人アニマルライツセンター、PEACE 命の搾取ではなく尊厳を の3団体合同で開催します。

法改正に向けたこれまでの動きの中間報告とともに、すべての動物を守れる法律に改正したいという願う私たちの思い、その理由、改正案、そして今後の動きをご説明します。

概要

■日時:
2017年9月10日(日曜日)
14時10分開場
14時30分開始
16時30分終了

■場所:
文京シビックセンター 26階 スカイホール
文京シビックホール公式ホームページ
Google Map
東京メトロ後楽園駅・丸ノ内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
JR総武線水道橋駅(東口)徒歩9分

■参加費:
無料

■参加方法:
※満員になりましたので締め切らせていただきました。ありがとうございました。

■プログラム:
開会のあいさつと法改正へ向けた現在の動向
各トピックスごとの私たちが求める改正とその理由
・全般、罰則
・所有者の責務
・動物取扱業
・行政の引取り
・特定動物
・実験動物
・畜産動物
質疑応答
まとめと今後の動き

■主催:
NPO法人動物実験の廃止を求める会(JAVA)
PEACE 命の搾取ではなく尊厳を
認定NPO法人アニマルライツセンター(ARC)

活動記事等を新しく掲載しました

2017年7月21日

活動記事をアップしましたので、ぜひご覧になってください。

以下は説明文を詳細に更新しました。

<犬や猫のこと>の中に、JAVAの考えを新たに掲載しました。

米国特集の海外ニュースをアップしました!

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