【動物愛護法改正】 議員に最後の一声を!

【動物愛護法改正】

国会閉会間近の今になって、さまざまな問題が!
議員に最後の一声を!

現在、国会で改正の作業が進められている動物愛護法ですが、閉会間近の今になって、さまざまな問題が起こっています。

実験動物を別法にする案はなんとか白紙に。ただし何の改正もナシ

JAVAをはじめ多くの動物愛護団体が求めてきた「動物実験施設や実験動物生産業者を動物取扱業の対象とする(=届け出や登録をする)」ことに対して、動物実験関係者は猛反対してきました。

そして、動物実験関係者からの要請を受けた与党民主党内の医師、薬剤師などの医薬系議員が大挙して反対をし、その反対派議員らが「動物愛護法から、実験動物に関する項目をはずし、別の法律として制定する」という別法案を出しました。

「実験動物」に関する項目を動物愛護法からはずす、つまり「愛護動物」の対象から除外し、動物を守るための規定が実験動物に適用されなくなるのです。こうすることで、実験者たちは、私たちのような動物実験に反対する国民からの抗議・非難から自分たちを守る要塞を築き、今よりもっと動物実験を自分たちの思いどおりに行うことができるようにするものなのです。

JAVAでは、この別法案の情報を得てすぐ、連日、国会議員たちに働きかけました。そして、民主党はこの別法案を白紙にしました。
しかし、同時に、3Rの義務付けや実験施設と実験動物生産業者の登録制など、実験動物に関することは一切改正しない、という結果となりました。
「別法」という最悪の事態は回避できたものの、何も改正されないというのは非常に残念なことで、今後に大きな課題を残しました。

なんとしてでも改正を実現させる!

ただ、動物愛護法は実験動物に関することだけを定めた法律ではありませんから、他の項目の改正はなんとか実現させなければなりません。

JAVAが強く求めている「犬猫の引取りの条文第35条の改正」をはじめ、「8週齢(56日齢)未満の幼齢犬猫を親や兄弟姉妹から引き離すことの禁止」や「罰則の強化」などなど、改正をさせなければならない項目が多々あります。

別ページに掲載している「JAVAの意見」を参照してください。

5月31日、与党民主党は改正骨子を発表しましたが、特に気になるのが次の点です。

「自治体が犬猫の引取りを求められた場合に拒否できる事由(業者から引取りを求められた場合など)を明記する」

引取りを拒否できる具体的な例が明記されてしまったなら、明記されていないケースは「引き取ってよい」「引き取るべき」と言っているも同然です。
これまでも自治体によっては、職員たちが判断し、引取りを拒否してきたケースもあり、あえて具体的に明記するのは大変危険です。
「引き取らない事由の明記」ではなく、法文を「引き取ることができる」とし、原則引取りをしない規定にすべきです。

最後の一声を届けてください!

今後、民主党内で骨子をもとに具体的な法案作成がされ、それについて野党とのすりあわせ・変更がされていきます。
そして、今国会中に改正させる予定です。
21日の閉会(延長の可能性はあり)まであとわずかですが、動物愛護法改正に深く関わっている下記の議員に、最後の一声を届けてください。

<要望例>

● 全国各地で捕獲された猫が引き取られ、殺処分されています。それを防止する改正にしてください。
● 悪質な持ち込みと、安易に引き取る自治体が後を絶ちません。「原則引き取らない」という改正をしてください。
● 終生飼養や不妊去勢の徹底などを自治体が犬猫の引取りを求めてきた人に強く指導するように改正してください。
● 幼齢犬猫については、56日までは親や兄弟姉妹から引き離さない規定にしてください。
● 虐待をできるだけ早く、厳しく取り締まれるシステムを盛り込んでください。
● 3Rを義務付けてください。
● 動物実験施設や実験動物性産業、畜産業など、生きた動物を扱い業はすべて「動物取扱業」にしてください。
● 繁殖制限措置を義務付けてください。
などなど。

<愛護法改正主要議員の連絡先>

【民主党】

■民主党 動物愛護法対策ワーキングチーム 座長 田島一成衆議院議員
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館1002号室
TEL:03-3508-7418
FAX:03-3508-3898
E-メール:g07504@shugiin.go.jp

■民主党 環境部会長 近藤昭一衆議院議員
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館402号室
TEL:03-3508-7402
FAX:03-3508-3882 E-メール:g01953@shugiin.go.jp

■衆議院 環境委員長 生方幸夫衆議院議員
〒100-8981東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館1104号室
TEL:03-3508-7514
FAX:03-3508-3944
E-メール:zxe04624@nifty.ne.jp

【自民党】

■自民党 どうぶつ愛護議員連盟 会長 小池百合子衆議院議員
〒100-8981東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館501号室
TEL:03-3508-7710
FAX:03-3503-6775
E-メール:http://www.yuriko.or.jp/mailform/mailform.shtml

■自民党 どうぶつ愛護議員連盟 幹事長 松浪健太衆議院議員
〒100-8981東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館414号室
TEL:03-3508-7266
FAX:03-3508-3536
E-メール:info@kentakenta.org

■自民党 どうぶつ愛護議員連盟 事務局長 三原じゅん子参議院議員
〒100-8962東京都千代田区永田町2-1-1 参議院会館823号室
TEL:03-6550-0823
FAX:03-6551-0823
E-メール:http://www.miharajunco.org/contact/index.html

■自民党 環境部会 部会長 吉野正芳衆議院議員
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館624号室
TEL:03-3508-7143
FAX:03-3595-4546
E-メール:http://www.myoshino.com/contact/index.html

【公明党】

■公明党 動物愛護管理推進委員会 委員長 高木美智代衆議院議員
〒100-8982東京都千代田区永田町2-1-2 衆議院第二議員会館503号室
TEL:03-3508-7630
FAX:03-3508-3260
E-メール:http://www.michiyo-t.com/mail/

■公明党 環境部会 部会長 加藤修一参議院議員
〒100-8962東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館1207号室
TEL:03-6550-1207
FAX:03-6551-1207
E-メール:info@shuuichi-katoh.jp

【新党・国民の生活が第一】

■新党・国民の生活が第一 岡本英子衆議院議員
〒100-8981東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第一議員会館615号室
TEL:03-3508-7185
FAX:03-3508-3615
E-メール:info@okamoto-eiko.com

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