JAVA:NPO法人 動物実験の廃止を求める会(Japan Anti-Vivisection Association)

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<米国>動物から“ヒトの臓器”採取

2017年7月7日

動物から“ヒトの臓器”を採取する

カリフォルニア州サンディエゴ郊外にある生物医学系のSalk研究所は、動物の胚でヒトの細胞を成長させ、ヒトへの移植用臓器を採取する研究をしている。このような異なった遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態はキメラと呼ばれており、この分野の研究は大きな議論を招いている。最近の研究では、200頭以上のブタに侵襲的外科手術を行ったが、1,000以上もの胚が十分に発生せず死んだ。研究者は、得られた胚の成長状態を評価すると、半分以上に成長の遅れが見られること、さらにキメラの中にヒトの細胞を同定することは稀であることも認めている。これについて科学者は、ヒトの妊娠期間(280日)がブタの妊娠期間(114日)の倍以上あることが、この理由であろうと述べている。
2015年、米国国立衛生研究所(NIH)は動物の胚にヒトの細胞を注入することを含む研究への出資停止を発表。科学の在り方、倫理的問題、動物福祉上の懸念を考慮する必要があると述べた。しかし、Salkのキメラ研究は民間から資金を得ており、NIHの方針は適用されず研究は続けられる。

ブタさん

AV Magazine 2017/Number 1
(American Anti-Vivisection Society)

<スペイン>イノシシの避妊ワクチン

2017年6月20日

<スペイン>イノシシの避妊ワクチン

スペイン・カタルーニャ州が、避妊ワクチンを用いたイノシシの頭数制限計画を試験的に開始した。州内4つの自治体で、2019年までに毎年100頭、合計300頭のイノシシが対象になる。スペインの動物保護団体のADDAが州に要求してきた、銃による虐殺に替わる倫理的な代替案だ。
このワクチンは副作用はなく、哺乳類の生殖機能に働きかける性腺刺激ホルモンに対する抗体をつくる作用を持ち、それによって性本能が減退する。低コストで、2~4年で効果が切れ、その後は生殖能力を回復できる。
今年100頭にこの避妊ワクチンを投与するが、その前に個体識別、生殖機能の状態の評価、データ、生体試料の採取を行う。実行する際、事前に麻酔をかけ、毛布で包んで寒さから保護している。さらにGPSで追跡するため、耳にセンサーを取り付け、最後にワクチンを注射。ワクチンを接種した個体は2019年まで追跡・管理を行い、その結果を見る。期待通りに行けば、イノシシの性本能が減退し、ひいては、増えすぎたイノシシの生殖活動が衰え、食べ物を探して人里に近づくことも減るだろう。
この計画は野生のイノシシでは初めての試みなので結果分析が待たれるが、米国のシカや英国の飼育されているイノシシでは成功している。

ADDA Defiende los Animales N.54 AÑO XXVI
(Asociación Defensa Derechos Animal)

 

<米国>小児科医研修における動物使用が廃止

2017年2月20日

<米国>小児科医研修プログラムにおける動物の使用が廃止される

PCRMの調べによると、米国にある198のすべての小児科医研修プログラムは、動物を使用せずにヒト(モデル)などを使用する教育方法のみを採用している。最後まで動物を使用していたワシントン大学も今や、生きたネコとフェレットの使用を廃止するに至ったのである。これは数年間に及ぶPCRMの職員、会員、医師、支持者などによる努力の結果である。
2016年10月14日、ワシントン大学小児科長のゲイリー・シルヴァーマン博士はPCRMの質問に対して書面で答えた。「私たちは動物の使用をやめ、ネコたちの“里親”を探している」。これまで医療実習生たちは、気管内挿管の訓練として、生きたネコとフェレットの喉に無理やり呼吸管を押し込むことを指導されていたのである。
一方カナダにある17の小児科専門医育成コースのうち、動物を使用しているのはラヴァル大学のみとなった。PCRMは、同大学の学長ドゥニ・ブリエール博士にこのニュースを書面で伝え、廃止を促した。

Animal Use Ends at All U.S. Pediatrics Training Programs(P13)
Good Medicine Winter 2017 Vol.XXVI, No.1by Physicians Committee for Responsible Medicine

<中国>バイオ病原体研究施設

2017年2月1日

<中国>中国で承認待ちのバイオ病原体研究施設

学術誌「Nature」2017年2月号によると、中国ではバイオセーフティーレベル4(BSL-4)に指定される研究施設が間もなく操業を開始する。バイオセーフティーレベルは1~4まであり、BSL-4はSARSやエボラ出血熱といった最も危険な病原体を扱う。中国では2025年までにBSL-4研究施設を5~7つ設立する予定であり、その中には霊長類を扱う施設も含まれている。既に研究に使うための何万頭もの霊長類を収容していることや、欧米諸国より規制が少ないことから、近年では海外のウイルス研究者などの、中国で動物実験を行うことへの関心が高まっている。
致死性のある病原体の迅速同定の研究は、動物の苦しみを伴う。中国は動物の福祉についての法律が緩い、もしくは存在しない国であるため、動物を扱うBSL-4研究施設を設置することに不安がある。米国にはBSL-4研究施設がいくつかあり、霊長類は動物福祉法により守られているが、BSL-4で行われる実験は非常に侵襲的である。

AV Magazine 2017/Number 1
(American Anti-Vivisection Society)

<クロアチア>45匹のチンチラ救出!

2017年1月31日

<クロアチア>45匹のチンチラが救出される!

クロアチアの動物保護団体アニマル フレンズ クロアチア (AFC)は、クロアチアのウサギと野ウサギのシェルターMrkvicaの協力を得て、45匹のチンチラを救助することに成功した。2017年1月1日にクロアチアでの毛皮農場廃止が実行された後、生産者がAFCの訴えに耳を傾け、チンチラをシェルターに移すことに合意した。45匹のチンチラはワイヤーのケージから自由になり、毛皮にされる恐怖からも解放されて、心優しい人々に引き取られることになった。
スロベニア、クロアチアを発端に、ボスニア・ヘルツェゴビナやセルビアでも、毛皮農場禁止法を制定するよう、動き始めている。

クロアチアのチンチラ

©Animal Friends Croatia

AnimaList No.148-149
(Animal Friends Croatia)

 

 

<米国>妊娠した雌馬の苦悩

2017年1月20日

<米国>妊娠した雌馬の苦悩

ファイザー社(本社米国)は未だに75年も前の方法で、子宮体癌、乳癌、心臓病、卒中などを引き起こすリスクがある更年期障害緩和の薬を製造している。1940年代初期にホルモン補充療法薬として承認されたプレマリンは、妊娠した雌馬の尿(PMU)から採取された結合型エストロゲン(CEE)から作られる。

PMUの採取は秋と冬に行われる。雌馬は、11ヶ月の妊娠期間のうちの6ヶ月間は、床がコンクリートの狭いタイストールと呼ばれる「つなぎ飼い畜舎」に閉じ込められ、馬房にくくりつけられたままである。尿を採取するため紐やホルスターで尿道口を覆う道具がはめ込まれ、ほとんど動くことができない。また、固い床に立ちっぱなしのため慢性の関節炎を患うことも多い。雌馬は毎年妊娠させられ、妊娠力が落ちると食肉にされるのである。子馬の多くも同じ運命に苦しむことになる。PMU採取の業界では、馬の福祉を確保するための監視はほとんどない。

2015年に行われた、AAVS(アメリカ動物実験反対協会)とFaunalytics(米国の非営利研究機関で、動物を守る人々に有益な情報を提供しサポートしている。)の調査では、医者は、子宮体癌の危険性を高めるCEEを含まないホルモン補充薬があることを患者に伝えるべきだと、86%の米国人が考えていることが明らかになった。それにもかかわらず、ファイザー社は、以前とは異なる販売活動をしたり、新しい薬品名をつけたり、主原料の表示をあいまいにしたりして、プレマリン系薬品を再び売り込んでいる。

PMU採取を行う会社の中には、透明性も動物を守る法律もない中国に移ったものもある。

PMU採取事業は需要に左右される。したがって、一般の人々や医療関係者が、PMU採取が残酷な方法で行われることや代替の薬品が利用できることを認識することが重要である。そして、このような残酷な行為に多くの消費者が反対の声をあげる時が、この旧態依然とした業界の命運が尽きる時なのである。

妊娠馬の悲劇

Jim Craner/Equine Adovocates

妊娠していたバーバラとフィオーナは2004年、カナダのマニトバ州のPMU牧場から助け出された。バーバラは馬のサンクチュアリー「Equine Advocates」で幸せに暮らしているが、フィオーナは、以前に受けた虐待による足の痛みや呼吸器障害のため何年も苦しんだ後、2015年に死亡した。

 

Pregnant Mares’ Urine(p16-17)
AV magazine 2016/Number 3 by The American Anti-Vivisection Society

<オランダ>動物実験の段階的廃止へ

2017年1月18日

<オランダ>動物実験の段階的廃止へ

2025年までにすべての動物実験を禁止することを最終目標に、霊長類の実験を段階的に無くしていくという議案が2016年12月、オランダの国会で承認された。動物実験に反対する国際団体IAAPEAは何年にもわたりこのための働きかけを行ってきた。オランダにおける動物実験反対の世論は高まっている。世界で初めて動物の権利擁護を明確に掲げて発足した政党「アニマルライツ党」が、政治において、NGOや民間からの多大な支持を得て影響力のある存在となってきている。

International Animal Action Magazine/Summer 2017
(International Association Against Painful Experiments on Animals)

<米国>リングリング・ブラザーズ・サーカス団 永久閉鎖 

2017年1月15日

<米国>特報:リングリング・ブラザーズ・サーカス団
永久に閉鎖される
動物たちにとっての大いなる勝利

リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス(以下、リングリング・ブラザーズ)の親会社であるフェルド・エンターテインメントCEOのケネス・フェルドは、「2017年5月7日をもって、ショーを止めることを決定した」と発表した。

虐待や虐待による死亡は後を絶たなかった

リングリング・ブラザーズは以前より動物の福祉に問題があり、ここ数年はそれによる非難を受けていた。
残虐なトレーニングを動物に行っており、ゾウを従わせるために先が鋭くとがった大型フックを使用するなどしていた。そのため、数頭の赤ちゃんゾウが死亡している。2004年には若いライオンがうだるほどの暑さの車両内に水もない状態で放置され、死亡した。サーカス会場の裏の駐車場に置かれた狭い檻に入れられていたトラたちは、頻繁に喧嘩をしていた。
また、銃によるひどい怪我をしたゾウをサーカスから引退させるよう要望があったにもかかわらず、再び無理やりそのゾウをショーに使用した。これらは虐待のほんの一例であることを示す証拠として、このサーカス団は、1993年以降、米国農務省から50件以上もの動物福祉の問題に関して注意を受けていた。

リングリングブラザーズサーカスのゾウ

Sam Haddock (courtesy of PETA)
リングリング・ブラザーズのゾウ管理センターで「訓練」を受けさせられている子ゾウ

ゾウのショーは中止へ

残酷なトレーニングへの反発が市民の間で高まったため、2015年、リングリング・ブラザーズは、ゾウのショーを段階的に中止すると発表し、2016年5月が最後のショーとなった。

本当の解放につながるのか?

しかし、まだ動物の今後の生活には不安がつきまとう。リングリング・ブラザーズから引退したゾウたちは、信頼のおける保護施設ではなく、このサーカス本部の繁殖目的や虐待が疑われる訓練プログラムのあるフロリダゾウ保護センターへ移送される予定になっている。やっとサーカスからゾウたちを自由にさせた市民は、この決定に異議を唱えている。

25年の経験を持つアニマルトレーナーのジェイ・プラットは「リングリング・ブラザーズはトラの心身のケアをせず、精神的虐待、さらに支配的立場と動物の恐怖心を巧みに利用し、トラを操っていた」と言っている。ゾウと同じようにトラもまた虐待によってコントロールされていたのである。

リングリング・ブラザーズサーカスのトラ

Jay Pratte リング場でのトラ

 
今のところは、とにかく動物たちはやっと休息を得ることができた。最後の幕が下りた後、何が彼らに起こるか不明なところもあるが、道路脇に設置された動物園やサーカスと似たような状況に置かれている、多くのとらわれた野生動物たちにとって大きな変化の先触れである。

 

BREKING:Ringling Bros. Circus Will Shut Down Forever

<クロアチア>2017年1月1日、毛皮用チンチラ農場禁止に

決定から10年
クロアチアの毛皮用チンチラ農場禁止法がようやく施行へ

クロアチア・チンチラ農場

JAVAも加盟している毛皮に反対する国際連盟FFA(Fur Free Alliance)のクロアチアのメンバー団体、アニマル・フレンズ・クロアチアから、2017年を迎えてすぐ、グッドニュースが届きました。

クロアチアでは、2006年に毛皮用のチンチラ農場の禁止が法律で決まりましたが、10年間の長期にわたる移行期間の末やっと、この2017年1月1日からその法律が施行されたのです!

FFA(Fur Free Alliance)の関連ページ(英語)

アニマル・フレンズ・クロアチアの関連ページ(英語)

<米国>サウスカロライナ大学 救急医療での動物の使用を廃止

2016年10月20日

<米国>サウスカロライナ大学
救急医療プログラムでの生きた動物の使用を廃止

2016年9月20日、サウスカロライナ州コロンビアにあるサウスカロライナ大学(USC)医学部は、生きた動物を使った救急医療プログラムを廃止したことを、米国の動物実験に反対する医師・科学者の団体PCRM(責任ある医療のための医師委員会)に伝えた。

USC医学部の救急医療訓練では、学生たちは生きたブタにメスを入れて喉や胸腔、静脈を切断して挿管する方法や、胸骨を切り開いて心臓の処置を行う方法を学び、その後実習の終盤に行われる気道処置訓練の前にブタたちは殺された。しかし今やUSCの学生たちは、医療シミュレータや実習用の遺体によって学べるのである。

PCRMの調べによると、米国における専門医療実習期間中の救急医療プログラムの89%(160あるうち142)が動物を使わない教育方法を採用している。その中には、今回更新されたUSCグリーンビル・プログラムや、デューク大学、サウスカロライナ医科大学、エモリ―大学でのプログラムが含まれる。

PCRMは、動物の使用をめぐってUSCを米国農務省東部地方動物保護局に告訴していたが、USCによる改善を受け告訴を取り下げることにしている。

 

Physicians Committee for Responsible Medicine:
University of South Carolina Emergency Medicine Program Ends Live Animal Use

<ノルウェー>捕鯨を止めない裏には…

ノルウェーが捕鯨を止めない裏には…

ノルウェーは、IWC(国際捕鯨員会)が商業捕鯨を禁止した後も独自で捕獲数を880頭と設定し捕鯨を続けており、2006年からすでに5,500頭のミンククジラを捕殺している。ノルウェーの鯨肉輸出量は上昇傾向にあり、その輸出先というのが同じく捕鯨を行っている日本、フェロー諸島、アイスランドである。これらの国はCITES(ワシントン条約:絶滅の恐れのある野生動物の種の国際取引に関する条約)の規制の網を巧みにくぐり抜け鯨の国際取引を続けている。
ノルウェー人が鯨肉を好まないにもかかわらず、捕殺された鯨がすべて輸出されない。それはなぜか。米国の動物福祉団体AWIと環境NGOであるthe Environmental Investigation Agencyによれば、75頭以上の鯨がノルウェーの毛皮農場へ売られているからである。飼料農場(Rogaland Pelsdyrforlag) から入手した資料には、2014年に113.7トンの鯨肉が毛皮農場で餌に使用されたという記録があった。このことがメディアに流れると、飼料農場は2015年も鯨肉を飼料にしたことを認めた。

ノルウェーの子ギツネ

©NETWORK FOR ANIMAL FREEDOM
餌として鯨肉を与えられている毛皮農場の子ギツネ

AWI Quarterly (Animal Welfare Institute) 2016 summer: AWI Responds to Norway’s Whaling Defiance

<欧米>多くの鳥も研究と実験に使われている

多くの鳥も研究と実験に使われている(欧米)

実験に使われる動物はげっ歯類や霊長類が代表的であるが、実は鳥類も数多く使用されている。米国では、鳥類は「動物福祉法」の適用外であるため統計はないが、毎年60万羽以上が使用されていると推測される。

一方、EUでは2011年に675,000羽が使用され、これはEU内の全実験動物数の5.9%にあたる。それらのほとんどが動物の基本的な性質を調べるための生物学的研究に使用された。たとえば、鳥に装置を埋め込み飛行中の呼吸器内の空気の流れを調べたり、脳の一部を損傷させて、さえずりの発達への影響を調べる研究などがあった。また、医学・獣医学用の製品と医療器具の研究、開発、品質管理にも多くの鳥が使われ、その中の89%は家禽の病気、とりわけ鳥インフルエンザの研究に使用された。

それ以外では、人間や動物用薬品、農業用物質、飼料の添加物の毒性や安全性を調べる試験には、17,000羽以上が使われた。これらの試験には、試験物質を高用量投与する急性、亜急性試験といった鳥たちに大きな苦痛を与える実験も多く含まれている。

実験に使われる鳥たち

 AV Magazine(American Anti-Vivisection Society) Issue 1, 2016: Birds in Research and Testing

海外ニュース5件をアップしました

海外の動物保護団体から入る、様々な動物たちをとりまく情報を掲載しました。

<米国・カナダ>すべての医学校で生きた動物を使う実習が廃止!

アメリカとカナダのすべての医学校で生きた動物を使った実習が廃止される!

ジョンズ・ホプキンス大学医学校に続き、テネシー大学医学校も動物の使用を中止した。この結果、アメリカとカナダにあるすべての医学校の実習で、動物が使用されることがなくなった。

米国の動物実験に反対する医師・科学者の団体PCRM(責任ある医療のための医師委員会)は30年以上、医学校での実習で動物を使用することを止めさせるキャンペーンを展開してきた。1985年にPCRMが設立された当時は、ほとんどの医学校は、病気の治療法を熱心に学びたいと望んでいる学生に対し、動物の体を切り開く外科手術や、薬の反応を見るために犬たちにさまざまな薬を注射するなどの実習をやらせ、動物を殺すことを要求していた。多くの学校では、このような実習に参加しなかった学生は罰せられたり退学させられたりしていた。

今回の成果で、アメリカとカナダのすべての医学校で、学生は動物を傷つけることなく医師の資格を取ることができるようになった。

PCRM: All Medical Schools END ANIMAL USE for Trainin

The Washington Post: One last U.S. medical school still killed animals to teach surgery. But no more.

<米国>「動物実験を最小限に」―有害物質規制法改正!

「動物実験を最小限に」―有害物質規制法が改正される!
米国政府、行動を起こす!

2016年6月22日、新しい化学物質の安全に関する法律にバラク・オバマ大統領が署名した。動物実験に対する画期的な非難を組み入れたこの改正法を動物保護団体は称賛している。
上下両院の賛成を得てオバマ大統領が署名した改正有害物質規制法(TSCA)は、動物実験の削減をさらに促進させる次のような条項が盛り込まれている。
アメリカ連邦議会はEPA(米国環境保護庁)に対し、この法の制定日から2年後までに脊椎動物を用いた試験の削減と苦痛軽減と代替試験について、方法や戦略の開発と実施を促進する戦略計画を提出することを命じている。また、計画書作成から5年後以降、5年ごとにその計画の実施と進歩、今後の代替試験の方法と戦略の実施目標について記載した報告書を連邦議会に提出することも指示している。さらにこの法は、EPAが脊椎動物を使用した実験をするよう要求する前に、既存の毒性学の情報と代替試験を用いることによって、脊椎動物を使った実験を行わない方法をまず検討することも命じている。
動物実験は、コストが高く、試験に時間がかかり、ヒトへの影響の予測性が低いことが多い。「この改正法は、アメリカ連邦議会が動物実験を最小限に抑え、代替法の開発とその使用のための戦略を優先することを初めて明確にしたものだ。またこの改正法は、化学物資、殺虫剤、バイオサイド*、化粧品などのリスク評価あるいは安全性確認における動物使用からの脱却の動きを加速するであろう。」と米国の動物保護団体HSUS(全米人道協会)の会長兼CEOであるウエイン・パーセル氏は述べた。
*工業製品の微生物汚染を防ぐ薬剤(防腐剤、防かび剤、防虫剤など)

The Huffington Post: The U.S. Takes Action to Minimize Animal Testing
One Hundred Fourteenth Congress of the United States of America

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