JAVA:NPO法人 動物実験の廃止を求める会(Japan Anti-Vivisection Association)

ENGLISH

JAVAホーム > お知らせ > 海外ニュース

お知らせ

海外ニュース

<クロアチア>2017年1月1日、毛皮用チンチラ農場禁止に

決定から10年
クロアチアの毛皮用チンチラ農場禁止法がようやく施行へ

クロアチア・チンチラ農場

JAVAも加盟している毛皮に反対する国際連盟FFA(Fur Free Alliance)のクロアチアのメンバー団体、アニマル・フレンズ・クロアチアから、2017年を迎えてすぐ、グッドニュースが届きました。

クロアチアでは、2006年に毛皮用のチンチラ農場の禁止が法律で決まりましたが、10年間の長期にわたる移行期間の末やっと、この2017年1月1日からその法律が施行されたのです!

FFA(Fur Free Alliance)の関連ページ(英語)

アニマル・フレンズ・クロアチアの関連ページ(英語)

<ノルウェー>捕鯨を止めない裏には…

ノルウェーが捕鯨を止めない裏には…

ノルウェーは、IWC(国際捕鯨員会)が商業捕鯨を禁止した後も独自で捕獲数を880頭と設定し捕鯨を続けており、2006年からすでに5,500頭のミンククジラを捕殺している。ノルウェーの鯨肉輸出量は上昇傾向にあり、その輸出先というのが同じく捕鯨を行っている日本、フェロー諸島、アイスランドである。これらの国はCITES(ワシントン条約:絶滅の恐れのある野生動物の種の国際取引に関する条約)の規制の網を巧みにくぐり抜け鯨の国際取引を続けている。
ノルウェー人が鯨肉を好まないにもかかわらず、捕殺された鯨がすべて輸出されない。それはなぜか。米国の動物福祉団体AWIと環境NGOであるthe Environmental Investigation Agencyによれば、75頭以上の鯨がノルウェーの毛皮農場へ売られているからである。飼料農場(Rogaland Pelsdyrforlag) から入手した資料には、2014年に113.7トンの鯨肉が毛皮農場で餌に使用されたという記録があった。このことがメディアに流れると、飼料農場は2015年も鯨肉を飼料にしたことを認めた。

ノルウェーの子ギツネ

©NETWORK FOR ANIMAL FREEDOM
餌として鯨肉を与えられている毛皮農場の子ギツネ

AWI Quarterly (Animal Welfare Institute) 2016 summer: AWI Responds to Norway’s Whaling Defiance

<欧米>多くの鳥も研究と実験に使われている

多くの鳥も研究と実験に使われている(欧米)

実験に使われる動物はげっ歯類や霊長類が代表的であるが、実は鳥類も数多く使用されている。米国では、鳥類は「動物福祉法」の適用外であるため統計はないが、毎年60万羽以上が使用されていると推測される。

一方、EUでは2011年に675,000羽が使用され、これはEU内の全実験動物数の5.9%にあたる。それらのほとんどが動物の基本的な性質を調べるための生物学的研究に使用された。たとえば、鳥に装置を埋め込み飛行中の呼吸器内の空気の流れを調べたり、脳の一部を損傷させて、さえずりの発達への影響を調べる研究などがあった。また、医学・獣医学用の製品と医療器具の研究、開発、品質管理にも多くの鳥が使われ、その中の89%は家禽の病気、とりわけ鳥インフルエンザの研究に使用された。

それ以外では、人間や動物用薬品、農業用物質、飼料の添加物の毒性や安全性を調べる試験には、17,000羽以上が使われた。これらの試験には、試験物質を高用量投与する急性、亜急性試験といった鳥たちに大きな苦痛を与える実験も多く含まれている。

実験に使われる鳥たち

 AV Magazine(American Anti-Vivisection Society) Issue 1, 2016: Birds in Research and Testing

海外ニュース5件をアップしました

海外の動物保護団体から入る、様々な動物たちをとりまく情報を掲載しました。

<米国・カナダ>すべての医学校で生きた動物を使う実習が廃止!

アメリカとカナダのすべての医学校で生きた動物を使った実習が廃止される!

ジョンズ・ホプキンス大学医学校に続き、テネシー大学医学校も動物の使用を中止した。この結果、アメリカとカナダにあるすべての医学校の実習で、動物が使用されることがなくなった。

米国の動物実験に反対する医師・科学者の団体PCRM(責任ある医療のための医師委員会)は30年以上、医学校での実習で動物を使用することを止めさせるキャンペーンを展開してきた。1985年にPCRMが設立された当時は、ほとんどの医学校は、病気の治療法を熱心に学びたいと望んでいる学生に対し、動物の体を切り開く外科手術や、薬の反応を見るために犬たちにさまざまな薬を注射するなどの実習をやらせ、動物を殺すことを要求していた。多くの学校では、このような実習に参加しなかった学生は罰せられたり退学させられたりしていた。

今回の成果で、アメリカとカナダのすべての医学校で、学生は動物を傷つけることなく医師の資格を取ることができるようになった。

PCRM: All Medical Schools END ANIMAL USE for Trainin

The Washington Post: One last U.S. medical school still killed animals to teach surgery. But no more.

<米国>「動物実験を最小限に」―有害物質規制法改正!

「動物実験を最小限に」―有害物質規制法が改正される!
米国政府、行動を起こす!

2016年6月22日、新しい化学物質の安全に関する法律にバラク・オバマ大統領が署名した。動物実験に対する画期的な非難を組み入れたこの改正法を動物保護団体は称賛している。
上下両院の賛成を得てオバマ大統領が署名した改正有害物質規制法(TSCA)は、動物実験の削減をさらに促進させる次のような条項が盛り込まれている。
アメリカ連邦議会はEPA(米国環境保護庁)に対し、この法の制定日から2年後までに脊椎動物を用いた試験の削減と苦痛軽減と代替試験について、方法や戦略の開発と実施を促進する戦略計画を提出することを命じている。また、計画書作成から5年後以降、5年ごとにその計画の実施と進歩、今後の代替試験の方法と戦略の実施目標について記載した報告書を連邦議会に提出することも指示している。さらにこの法は、EPAが脊椎動物を使用した実験をするよう要求する前に、既存の毒性学の情報と代替試験を用いることによって、脊椎動物を使った実験を行わない方法をまず検討することも命じている。
動物実験は、コストが高く、試験に時間がかかり、ヒトへの影響の予測性が低いことが多い。「この改正法は、アメリカ連邦議会が動物実験を最小限に抑え、代替法の開発とその使用のための戦略を優先することを初めて明確にしたものだ。またこの改正法は、化学物資、殺虫剤、バイオサイド*、化粧品などのリスク評価あるいは安全性確認における動物使用からの脱却の動きを加速するであろう。」と米国の動物保護団体HSUS(全米人道協会)の会長兼CEOであるウエイン・パーセル氏は述べた。
*工業製品の微生物汚染を防ぐ薬剤(防腐剤、防かび剤、防虫剤など)

The Huffington Post: The U.S. Takes Action to Minimize Animal Testing
One Hundred Fourteenth Congress of the United States of America

<米国>神経疾患研究に使う「ミニ脳」を開発

2016年2月11日

米国のCAATの研究者、神経疾患研究に使う「ミニ脳」を開発

~ヒト由来の組織を使えば、より優れた研究への道を開き、動物実験を減らすことができるかも知れない~

※CAAT;The Johns Hopkins Center for Alternatives to Animal Testing/ジョンズ・ホプキンス大学動物実験代替法センター

ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部の研究者たちは次のように語っている。「我々は、ヒトの脳内に存在するニューロンや細胞から成り、さらに脳のいくつかの機能を持つ“ミニ脳”を開発した。そして、それを大量に複製することもできる。この“ミニ脳”は、新薬の有効性と安全性を検証する実験方法を劇的に変え、アメリカの神経科学研究のために使われる何十万もの動物に取って代わるものになるだろう。この三次元の“ミニ脳”は、8週間で自ら成長して脳のような構造を持つ細胞の球になる。この“ミニ脳”を使って行う研究は、げっ歯類の代わりにヒトの細胞に由来するものを用いるため、マウスやラットで研究するよりも格段に優れた研究になるはずである」

この研究のリーダーであるトーマス・アルトゥング(Thomas Hartung)博士(ブルームバーグ公衆衛生学部の「証拠に基づく毒物学」の講座を担当する教授)は次のように述べている。

「動物で実験したときには見込みがあるとされた新薬の95%は、膨大な費用と時間をかけてもヒトに使われると、うまくいかない。げっ歯類は役に立ってはきたが、ヒトは体重150ポンド(約68キロ)のラットではないのである。もちろん、ヒトは細胞の球ではないが、この球からは、げっ歯類からよりもずっと優れた情報を得ることができる。脳研究の未来は、動物に依存するよりも、ヒトの細胞を基本にしたモデルに依るものになると我々は確信している」

この“ミニ脳”を創り出すために数人の健康な成人の皮膚から取った細胞が使われたが、アルトゥング博士によれば、ある種の遺伝的特性を持つ人や患者から得た細胞は、アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症、さらには自閉症の研究にも利用できるという。ウィルス感染症、トラウマ、脳卒中の研究プロジェクトもすでに始まっている。

“ミニ脳”は、直径が0.35mm、ハエの眼球ほどの大きさで、人の目でやっと見えるほどのごく小さなものであるが、一回のバッチ処理で、数百から数千も複製することが可能である。実験室で、同じ一枚のシャーレの中で、100の“ミニ脳”を成長させることも容易である。

アルトゥング博士は言う。「我々のミニ脳”は、最初のものでも、最高のものでもないが、最も規格が統一された脳モデルである。新薬試験のとき、最も相対的で正確な結果を必ず出すためには、検証中の細胞が可能な限り類似していることが絶対に必要なのである」

アルトゥング博士は、現在“ミニ脳”の特許を申請中で、同時に“ミニ脳”を製造するためのORGANOMEという名の製品開発を進めている。「できるだけ多くの実験室で研究者に使わることを楽しみにしている。このような脳モデルをいつでも、どの実験室でも持てるようになってはじめて、動物実験に取って代わることができる」と述べている。

 http://altweb.jhsph.edu/news/2016/minibrains.html

海外ニュースをアップしました

2015年12月18日

海外の動物保護団体から、様々な動物たちをとりまく情報が入ってきます。
主に2015年に発信されたニュースを掲載しました。

<米国>Good news!NIH、チンパンジーを使う実験を打ち切る

<Good News>
NIH、チンパンジーを使う実験を打ち切る(米国)

米NIH

©Chimp Haven

– NIH(米国国立衛生研究所)所長/医学博士 フランシス・S・コリンズによる発表 –

2013年6月、NIHは、公的資金の援助を受けたチンパンジーを使った生物医学研究実験を大幅に減らすことを発表し、それ以来、非営利学術機関IOM(米国医学研究所)の基準を満たさないチンパンジーの実験を段階的に減らしてきた。そのような中で、2015年6月に、FWS(米国魚類野生生物局)が飼育下にあるチンパンジーを絶滅危惧種に指定するという大きな進展があった。

NIHは2013年6月の発表に従い、2015年11月18日、ついに研究用に飼育していた50頭のチンパンジーの保有をやめる決定をしたと公表した。これにより、NIHのすべてのチンパンジーが実験から解放されることになる。チンパンジーたちはルイジアナ州キースビルにあるチンパンジー保護団体「チンプ・ヘブン」が運営する保護施設に、健康状態や集団関係などの福祉面を慎重に考慮した上で、それぞれのチンパンジーに最適なタイミングで移されることとなった。

しかし、NIHのこの決定はチンパンジーに限ったことであり、チンパンジー以外の非ヒト霊長類を用いた実験は継続される。

NIH Will No Longer Support Biomedical Research on Chimpanzees

https://awionline.org/awi-quarterly/2015-fall/last-nih-chimpanzees-be-retired

海外ニュース7件をアップしました

海外の動物保護団体から、様々な動物たちをとりまく情報が入ってきます。
2014年後半からのニュースを掲載しました。

<米国>ショーに使用される馬への虐待予防法案、再び議会へ

2015年8月11日

Victoryへ向けて!
ショーに使用される馬への虐待予防法案、再び議会へ(米国)

米国の動物保護団体HSUS(全米人道協会)は、テネシー州マーフリーズボロにある、ソー・スポーツ農場への潜入調査を行い、ショーに使われるテネシー・ウォーキング・ホース種の馬への虐待の実態を暴露した。
ショーで馬が前脚を不自然に高く上げて歩くパフォーマンスを「ビッグ・リック」といい、このパフォーマンスをさせるために使われる酷い手段を「ソーリング」という。馬が前脚を高く上げるのは、トレーナーによって前脚に塗り付けられた化学薬品の刺激で地面を踏むと激痛が走るからである。使われている化学薬品には、馬の血液、肝臓、中枢神経を犯す可能性があるものもある。塗り付けた化学薬品をしっかり定着させるために包帯を巻いたり、痛みをしっかり感じさせて、脚を高く上げさせるために厚底靴を履かせたり、鎖を脚に巻いたりする。
HSUSの調査員は、数か月間の調査で、トレーナーと馬の世話係がその農場で20頭以上の馬に化学薬品を使っていることを目撃した。その中には、USDA(米国農務省)が禁止している化学薬品、水ぶくれを作るマスタード・オイル、樟脳、メチルパラベン、サリチル酸塩なども使われていた。

海外ニュース・米国の馬のショー

40分前に化学薬品を前脚に塗り付けられたこの馬は横たわり、痛みのためにうめいていた/©HSUS

 

1970年にできたHPA(馬保護法)は、馬が公衆の前に出る時、売買時、搬送時のみの虐待を禁止していた。しかしHPAでは十分に馬への虐待が予防されないので、数年前に、ショーや訓練と称した虐待が行われている納屋などを含むすべての場所での馬の虐待を禁止するPAST(Prevent All Soring Tactics Act:ソーリング予防法)が議会にかけられたが成立しなかった。今回の調査で馬への虐待が続いていることが明るみに出たため、このPAST法案が再び米国上下両院に提出されている。
HPAの自己管理制度は、ショーを運営する組織と同じ組織によるライセンスを持った監査官に虐待をチェックさせている。しかし、PASTは、独立した第三者でありUSDAへの説明義務がある監査官にチェックさせる新しい制度を導入しようとしている。つまり、この法は、ソ―リングを重罪とし、馬への重い厚底靴や鎖など、虐待に関連するすべての手段を禁止することにより、過去の法律の抜け道を封じ、ソ―リングに終止符を打つことに狙いを定めている。

HSUS allanimals November//December 2015:Investigation Proves Horse Abuse continues
New HSUS Investigation Exposes Soring, Abuse of Walking Horses at Top Tennessee Stable

 

<台湾>ハトレース・クラブを摘発

2015年8月1日

米国の動物保護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々)による詳細な調査を受けて、台湾の警察は最大級のものを含む少なくとも3つのハトレース・クラブの手入れに踏み切った。警察は「Kaohsiung Zhong Zhengハトレース・クラブ」の社長らと32人のレース参加者を摘発した。また違法賭博収益金およそ57万ドルの没収を命じた。
台湾のハトレース期間には毎年100万羽以上のハトが死んでいる。1才にも満たないハトが船で海原の真っ只中まで運ばれ、そこから放たれて、時には台風のような強風の中を目的地である自分の小屋までの長い距離を飛ぶことを強いられる。

ハトレース2

続け様に放たれたハトは太陽を頼りに帰り道を探す

1レースは7週連続して行われる。ハトは頭の良い鳥だが、1レースを完走するのは全体の1%以下である。多くは疲労から溺れてしまったり、嵐の中に消えていってしまう。過酷な状況を克服したとしても、次のレースに必要な出場資格タイムを満たさなかったハトは飼い主に処分されるか捨てられてしまう。
PETAは2013年の6月から10月まで台湾南部にある最大のハトレースクラブを潜入調査し、幹部たちとレース参加者が何百万ドルもの不法な賭けを行っていること、ハトが怪我をしていても治療をしない、十分休ませない、暴風雨などの厳しい状況の中でもレースをさせていること、そして大量のハトが死んでいることを認める内容を記録した。それが摘発に繋がったのである。
ハトは20年以上も生きられるのだが、台湾でレースに使われるハトたちは1才にならないうちに命を終えてしまう。

台湾ハトレース1

ハトの羽を引っ張り、写真のハトと同一か確認をしている

PETA: Taiwan Raid: Police Bust Pigeon Racers

<米国>シャーレの中で成長した脳は、倫理的で、より正確な薬物試験をも可能にする

2015年8月1日

オハイオ州立大学の科学者たちはこの度、シャーレの中でヒトの脳を成長させることに成功した。これはヒトの皮膚細胞を遺伝子操作したものである。

ヒトの皮膚細胞は、最初に人工多能性幹細胞に再プログラムされ、さらに神経組織に分化される。この方法は今まで動物を使って行ってきた薬物試験を、倫理的に、迅速に、そしてより正確にする可能性がある。また、神経変性疾患や外傷性脳損傷や心的外傷後ストレス障害などの脳疾患の遺伝子的、環境的要因に効果的な洞察を得られる可能性もある。そして、血液供給ポンプを加えることにより、脳卒中研究や新しい治療法の評価にもふさわしいものにもなり得るだろう。

PCRM: Brain Developed in Dish Will Enable Ethical, Accurate Drug Testing

<イタリア>パスタのバリラ社がすべての動物実験を中止

世界最大級のパスタ製造会社バリラ社が、すべての動物実験を中止(イタリア)

米国の動物保護団体PETAの働きかけにより、バリラ社(Barilla)は、製品や原材料のための動物実験を中止した。
バリラ社は次のように発表した。「弊社製品または原材料は動物を使って検査はしない。動物実験を委託したり、第三者を通して、共同実施者になったり、またそれを支持することもしない。我々は動物実験に替わる方法を使用していると断言する。また、新しい代替法に注目し、その方法が推進されるよう第三者機関と継続的に協力していく。」
バリラ社は、原材料の健康への影響を評価するために、以前は非常に限られた数の動物実験を行っていた。しかし、今回、動物実験を中止することに同意し、増えつつある動物実験しない企業の仲間入りを果たした。

PeTA’s ANIMAL TIMES The Magazine That Speaks up For Animals Issue 3, 2015:Barilla Bans Animal Testing
Victory! World’s Largest Pasta Company Ends All Animal Tests

<インド>4つのサーカスがアニマルフリーに

< Victory ! >
救出された動物たち:4つのサーカスがアニマルフリーに(インド)

インドのサーカス2

無理やり芸をさせられている失明したラクダ。
体には虐待された傷跡がたくさんある/©PETA India

米国の動物保護団体PETA (動物の倫理的扱いを求める人々)とその支部PETAインドは、2012年11月から2013年7月までの9か月間にわたり16ものサーカスの調査を行った。これらのサーカスでは、動物に対して残酷な器具を頻繁に使用したり、不適切な扱い方が原因で死んだり、酷いストレスに苦しんだり、失明状態に近い動物が多くいることなどを確認した。
グランド・サーカス、ニューランボ・サーカス、ワールドチャンピオン・サーカス、グレートカマル・サーカスは、PETA、PETAインド、AWB※1(動物福祉委員会)などから告発を受け、動物は使わず人間だけのサーカスにすることを宣誓した。

  1. *1AWBIは、後述の獣医学ケアに重点を置いているインドの動物保護団体アニマル・ラハット(Animal Rahat)に所属する監査官によって構成されている。 
インドのサーカス1

グランド・サーカスから救出された馬たち/©PETA India

  • グランド・サーカスは、PETAインドとAWBIの調査後、リハビリを受けさせるために18頭の動物をAWBIに引き渡した。そして、7頭の馬と10頭の犬はPETAインドのシェルターに、メスのラクダはアニマル・ラハット所有の保護地区に移された。
  • ニューランボ・サーカスは、所有していた2頭の馬、3頭の犬をアニマル・ラハットに引き渡した。
  • ワールドチャンピオン・サーカスは、8頭の犬、1頭のヤギと1頭の馬をアニマル・ラハットに引き渡した。
  • グレートカマル・サーカスは、3頭のヤギ、2頭の馬と1頭のラクダをアニマル・ラハットに引き渡した。また、9頭の犬は里親を見つけるためにPETAインドのシェルターに移された。

どのサーカスでも、ラクダを小さな台に立たせたり、ヤギを2メートル以上の高さに張ったロープの上を歩かせたり、犬を前脚あるいは後脚だけで歩かせるなど、動物に長年、残酷な訓練による芸を強要していた。そして、いずれの動物も不衛生なところで飼育していた。
PETAインドの最高責任者であるプーバ・ジョシプラ氏は、「サーカスの経営者は、動物を命令に従わせるために、エサ、水、休息など必要なものを十分に与えないで、汚い小屋に閉じ込めておく。サーカスのような動物を使ったエンターテイメントには行かないことを勧める。」と述べている。

PeTA’s ANIMAL TIMES The Magazine That Speaks up For Animals Issue 3, 2015:
Animals Rescued:Four Indian Circuses Go Animal-Free

Victory: Animals Rescued from Grand Circus
Victory: Animals Rescued from New Rambo Circus
Victory: Animals Rescued From World Champion Circus
officialPETAIndia: Animals Rescued From the Great Kamal Circus (YouTube)

1 / 41234

ページ上部へ戻る