FOREVER AGAINST ANIMAL TESTING/国際条約を求める署名にご協力ください

2017年6月25日

6月1日、英国発の自然派化粧品ブランド、ザ・ボディショップが、化粧品の動物実験廃止に向けてグローバルで力強い署名キャンペーンをスタートさせました。
2013年3月にEUが化粧品の動物実験を完全に禁止しましたが、日本を含む世界8割以上の国々ではいまなお化粧品の動物実験を禁止する法律がなく、人間の「美しくなりたい」という欲望のために、か弱く無抵抗な動物たちが公然と実験に使われています。
禁止に向けて取り組む国や企業もあるものの、法制やスタンスにはばらつきがあるのも事実。どうしたら、安心して、本当に動物を犠牲にしていない化粧品を手にすることができるのでしょうか?

そこで始まったのがこのキャンペーン。世界有数の動物保護団体CFI(Cruelty Free International)をキャンペーンパートナーとして据え、国連(United Nation)に対して化粧品の動物実験を全面的に禁止する国際条約の採択を求めるというもの。現在、ザ・ボディショップの店舗がある世界各国で署名運動が展開されています。
ザ・ボディショップは、本国イギリスの地で、CFIの前身であるBUAVとともに1989年から強力な化粧品の動物実験反対キャンペーンを展開し、EUの禁止法制実現に大きな役割を果たしたことは有名です。その後は世界全体での廃止に向けてグローバルなキャンペーンを展開、CFIと協力関係にあるJAVAが日本のローカルパートナーとして厚労相宛に署名運動を行うなど、企業として強いメッセージを発信し続けています。

アジア、そして日本の動きがキーに

このグローバルキャンペーンのスタートに先駆けて行われたプレス発表の会場はなんと日本。5月26日、会場のヒルトン東京にJAVAも駆けつけました。日本だけでなくアジア各国のファッションブロガーや美容ライターなどインフルエンサー(他の消費者の購買意思決定に影響を与えるキーパーソン)が集まるなか、CFI代表のミシェル・シュー氏とザ・ボディショップインターナショナルのキャンペーンディレクターが「世界中の化粧品の動物実験を永遠に禁止するために、20年以上にもわたるこの長い闘いを私たちと一緒に終わらせましょう」と力説しました。
EUでは4年前すでに法律で完全禁止が実現し、オーストラリアやニュージーランドはそれに続き法制化が進んでおり、カナダ、アメリカでも消費者の間ではすでに化粧品の動物実験ナシが浸透している状況のなか、世界全体での廃止実現を左右するのはアジアだと見込まれています。特にそのなかでもプレス発表場所となった日本には期待がかかっています。

署名の獲得目標数は全世界で800万筆、日本では24万筆と設定されているとのことですが、6月のスタートから4カ月の間に世界では300万筆、そのうち日本では約11万筆が集まっているそうです。もっともっとたくさんの署名を集めて、国連へのインパクトを大きくしたいですね!
署名がまだの方は、お近くのザ・ボディショップか、オンラインサイトをご訪問ください。

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