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<ルーマニア>司法基準を無視し、羊7万頭をペルシャ湾へ輸出

2019年7月15日に開催された欧州の農業・漁業委員会で、生きた動物の輸送について議論され、アンドリュカイティス欧州委員会委員が提示した夏場の輸送を停止する案に過半数が賛成した。同委員は、オーストラリアが夏場の生きた動物の輸出を禁止したことを挙げ、「EUは遅れをとってはならない」とし、複数のEU加盟国が欧州委員会による昨年の要請を受け、生きた動物の長距離輸送を一時的に停止したことを歓迎した。ドイツ、オーストリア、スロヴァキア、スウェーデン、デンマーク、アイルランド、ルクセンブルグ、オランダ、ハンガリー、スロヴェニア、キプロスは、外気温が30℃を超えた場合、輸送を停止することに賛成しており、既に実行している国もある。しかし、ルーマニアは話し合いに一切応じず、法的拘束力のあるEUの「輸送中および関連作業中における動物の保護に関する2004年12月22日の規則 (EC) No 1/2005」ならびに欧州司法裁判所の決定(C-424/13)を無視し続けている。そして、アンドリュカイティス委員がルーマニア農業・地方開発相に、クウェート、カタール、アラブ首長国連邦への輸送中止を要請したにも拘わらず、ペルシャ湾へ7万頭の羊を輸送するための搬入作業を始めた。2018年に今回と同様に搬送された動物たちは、焼かれるような暑さに苦しみ、空気を求めて喘ぎ、糞にまみれ、横たわって休むことも餌や水を得ることもできなかった。高温多湿で熱中症になり、生きたまま調理されているような状態だったという。

Photo: ©Animals Australia

同委員は、「欧州委員会がこの件を調査しており、ルーマニアの規則違反に対し、法的措置を取る可能性を今回は排除できない」と述べた。アンドリュカイティス委員は、「動物にやさしくして人間が失うものは何もない。今こそ、より調和の取れた枠組みをいかに構築できるかを考える時である。我々は方策を導入し、今すぐより多くを実施する必要がある。全加盟国は、我々の価値観と動物の保護のために行動すべきだ」と呼びかけた。

また、ベルギーの動物保護団体Eurogroup for Animalsのディレクター、Reineke Hameleers氏は、「ルーマニアの農業・地方開発相は、この輸送がEU規則(EC)No 1/2005第3条に抵触する可能性があるとするアンドリュカイティス委員の言葉に聞く耳を持たなかった。この規則は、『負傷または不必要な苦痛を生む可能性のある方法で動物を輸送してはならない』としている」「EUの輸送に関する法律は、動物の福祉が目的地まで担保されない場合、輸送してはならないと定めている。我々は違反行為に対する訴訟を直ちに起こす必要がある」と述べている。

Eurogroup for Animalsウェブサイト
“AUSTRALIA HAS STOPPED LIVE TRANSPORT DURING HIGH TEMPERATURES. LET’S NOT LAG BEHIND” – COMMISSIONER ANDRIUKAITIS
IGNORING LEGALLY BINDING ANIMAL WELFARE STANDARDS, ROMANIA IS EXPORTING 70,000 SHEEP TO THE PERSIAN GULF

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