Good News!アメリカで最も動物に優しい都市ウェストハリウッド また新たな命を救う販売禁止案が可決!<米国>

動物の保護に関してウェストハリウッドは思いやりのある先駆者となっている。既に全米で初めて粘着トラップ、毛皮の販売、猫の爪除去手術を禁止した都市であるが、この度再び歴史を作った。今回は動物の販売を禁止することを市議会での全会一致で可決したのである。
PETA〈*1〉やその他の動物愛護活動家からの証言もあり、Chelsea Byers市長と市議会は、搾取の上に成り立つ産業の扉を閉ざし、オウム、ヘビ、魚、そして数えきれないほど多くの動物を悲惨な監禁と苦痛の生涯から救うことになった。
採択されたこの条例の改正案〈*2〉は、地元のPETA支持者Justine Block氏により始められた動物販売禁止を求める長年の草の根運動の後に実現したものである。
この歴史的な禁止措置により、オウムは檻の中での陰鬱な生活から、ヘビは体を伸ばすこともできないほど小さな水槽での監禁から、魚は汚れたボウルの中で無限の円を描く泳ぎから救われることになる。そしてこの禁止措置は、他の都市が見習うべき思いやりのある模範となるだろう。
ウェストハリウッドが動物繁殖産業に対して行動を起こす重要な理由
PETAによる残酷な動物繁殖施設・卸売施設の調査は、常に業界の仕組みに根ざした動物の苦しみとネグレクトを暴いてきた。ハムスターが廃棄物でいっぱいの容器に詰め込まれていたり、汚染された水のカップに浮かぶ死んだベタ(熱帯魚の一種)や瀕死のベタ、彼らの多くは痛みを伴う健康問題に苦しんでいた。数千匹のアゴヒゲトカゲは汚れたプラスチック容器に詰め込まれていた。ペットショップは鳥類、爬虫類、両生類、その他の動物を、動物の福祉に必要なニーズを満たす飼育をする準備ができていない買い手に売りつけ、使い捨ての商品のように扱っている。ウェストハリウッドの禁止措置は、このネグレクトと虐待の連鎖を断ち切る一助となっている。

- *1People for the Ethical Treatment of Animals(動物の倫理的扱いを求める人々)/米国に本部を置く動物保護団体
- *2JAVA補足: 2025年8月、ウェストハリウッド市議会は市条例第9.50.020章を改正し、市内のペットショップでの爬虫類、両生類、クモ類、鳥類、魚類、ヤドカリ、齧歯類やウサギなどの哺乳類の販売を禁止することを全会一致で可決した。2010年には犬と猫の小売販売を禁止しており、今回の改正でほぼすべての動物を含むことになる。
Another Lifesaving Law! Is West Hollywood America’s Most Animal-Friendly City? (PETA)
