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<米国>食肉動物研究センターにおける畜産動物への残酷実験

2015年1月20日

ニューヨークタイムズ紙(2015年1月19 日付)にショッキングな記事が掲載された。税金で設立されたMARC(Meat Animal Research Center/米国食肉動物研究センター)で虐待が日常的に行われているという。何千頭もの畜産動物が、治療できるはずの病気を放置されて苦しみ、死んでいく。米国の動物保護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める人々)は米国農務省宛てに書状を送り、一時的にこの実験機関を閉鎖すること、納税者の資金でこのようなプログラムを行うことは論外であるという旨を伝えた。

以下は、米国の上下両院歳出委員会の農業小委員会に報告された内容である。

  • 無謀な交配実験で生まれた奇形動物は放置され、雨風にさらされたまま時間をかけて死んでいく。
  •  研修も受けていない職員が手術を担当することもあり、動物たちがケガや病気になった場合も治療は行われない。メスの羊は男性ホルモンを注射されるため、子羊の生殖機能に異常が出る。
  •  多くのメスの子牛は膣が変形している。それでもMARCは双子、三つ子を産ませるために牛にとって危険な交配方法を続けている。牛の死亡率は16.5%。
  •  若いメス牛の頭部を固定して動けなくした後、6頭のオス牛に繰り返し馬乗りにさせ、交尾させた。そのメス牛は後ろ足が折れ、体が裂け、後に死亡した。
  •  内部告発者は罰せられる。
  •  昨年2,270万ドルの予算を受け取りながら、少なくとも6,500頭の動物を飢え死にさせている。
  •  MARCにおける動物実験に対し米国農務省は監視を怠っており、実験基準も強化していなかった。
  •  MARCでの動物の死亡率の高さは農場経営者や酪農家にもショックを与えている。

そもそも農業研究目的で実験に使われる畜産動物は動物福祉法の枠から排除・区別されている。そのため、MARCの畜産動物は法的な保護もないまま、慈悲とは全く無縁の実験に利用され続けてきたのである。
これは、今までは厚い壁の向こうにある秘密のベールに包まれていた話だった。それが剥がされたからには、米国農務省は国民の声に耳を傾けなくてはならない。タイムズ紙が強く主張するように、アメリカ国民の社会的関心は食肉業界における動物の福祉、そしてついにこの施設の閉鎖にも向けられたのである。

PETA: Update: Meat Animal Research Center Ordered to Halt New Experiments

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