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<米国>潜入調査により、極悪ブリーダーが操業停止に

2013年10月1日

PETAは、2012年後半、2ヶ月以上にわたり、カリフォルニアにあるGlobal Captive Breeders, LLC (GCB)に従業員として潜入し極秘調査を行った。GCBでは、爬虫類の飼育・販売とペットとして飼われているヘビなどの肉食爬虫類のエサ用ラットの繁殖・販売をしていた。 

GCBの従業員は、病気や傷ついたラットを殺処分する時、しっぽを掴んでは力いっぱいに金属性の柱や棚、机、壁に投げつける。それでも多くのラットはすぐには死ななかった。また、ゴミ箱に投げ入れられたり、生きたまま爬虫類の入っているケージに投げ込まれたラットもいた。

より少ない苦痛で殺す事のできる簡易ガスボックスがあるにもかかわらず、新しく生まれたラットを含め、生きたまま凍らされるラットもいた。また、棒で殴られたり、BBガンで撃たれるラットもいた。

傷つき、病気にかかっていても医学的なケアも施されない。多くのラットや爬虫類は、しばしば排泄物やウジに囲まれ、衰弱し死んでいく。施設はアンモニア臭や死骸が腐敗したひどい悪臭で充満していた。

米GCBのラット

何も与えられず衰弱していくラット

 

給水用パイプは頻繁に水漏れを起こすため、ケージが水浸しになり、数えきれない程多くのラットが溺れ死に、あるいは水面上に顔を出そうともがき続け、疲れ切って死んでいった。また、水が出ないことも多く、長い間のどがカラカラに乾いたまま、水なしで放置されていた。そして水を出そうとパイプに鼻を押し続け血だらけになり、多くは脱水症状で死んでいった。 

清潔な空気・乾いた寝床・飲み水・栄養のある食べ物・獣医学的な治療・毛づくろいやその他の標準的かつ必要不可欠な動物の習性行動を行うための十分なスペースといった、もっとも基本的なことですら与えられずに、多くのラットは死んでいく。 

GCBにいる爬虫類も生き残る見込みはなかった。ヘビやトカゲ、オオトカゲ、その他の爬虫類は、大量のウジがわき腐敗するまで、囲いの中に放置されたままであった。

 

米GCBブラックツリーモニター

放置され餓死したオオトカゲ(ブラックツリーモニター)

米GCBカールアルビノ

餓死したヘビ(カールアルビノボア)

例えば、しわが寄るほど異常に痩せ、活発さを失い白くなったトカゲはその体にウジがわき、腐敗した臭いを放ったまま横たわっていた。

クロホソオオトカゲは死ぬ前までの一週間ほど、痩せ細ったまま放置されていた。殺処分には費用がかかるため、GCBの労働者は「弱らせて死なせるんだよ」と言っていた。

病気で衰弱したアオジタトカゲは、死ぬ前の一週間以上も傷ついた後ろ足を引き摺り苦しんだまま放置されていた。 

このようにPETAが明らかにした事実は、カリフォルニア州の捜査当局の取締りを促すことになった。捜査はまだ継続しているが、GCBは操業停止に追い込まれた。

GCBからすべての動物(18,000匹以上のラットと600匹以上の爬虫類)が押収され、それらの動物たちはカリフォルニア州のレイクエルシノア市に保護され、PETAや他の動物保護団体が救済することになった。この一件は米国史上最も多くのラットが救済され、またカリフォルニア史上最も多くの動物が押収された大規模な取締りとなった。 

PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)

ウェブサイトの記事「GCBへの潜入調査」より(※傷ついたラットの写真あり、閲覧注意)

(翻訳:JAVA翻訳チーム)

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