肌ラボが動物実験継続を宣言!ロート製薬:美しさのために動物を苦しめないで!

2016年1月25日

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スキンケアブランド「肌ラボ」やリップクリームの「メンソレータム」で知られるロート製薬。昨年12月、JAVAを含む動物保護団体3団体で構成する「美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会」(CFB)に対し、化粧品(医薬部外品含む)のための動物実験を継続することを宣言しました。

ロート製薬はその社名から製薬メーカーというイメージが強いかもしれませんが、”肌ラボ”や”Obaji”、”50の恵”、”エピステーム”など多数の化粧品ブランドを展開し、2014年度の化粧品メーカー売上高全国ランキングでは第3位にランクイン。同社売上の67%はスキンケア関連であり(2014年度)、れっきとした大手の化粧品メーカーです。

消費者の反対運動の結果、化粧品開発のための動物実験が世界的に禁止される傾向にあるなか、2015年9月、CFBからロート製薬に対し、化粧品の動物実験の方針について協議を申し入れたところ、ロート製薬はこれを拒絶。その後、CFBが送付した化粧品・医薬部外品の動物実験に関する質問状に対し、動物実験が必要な薬事申請を継続するとの意向を明らかにしました。

動物実験が必要な薬事申請とは、新規原料開発を指します。資生堂や花王など、動物実験をやめることを宣言した大手化粧品メーカーが「新規原料開発を放棄してでも動物実験を廃止する」という倫理的な英断を下しているにもかかわらず、ロート製薬は、利益を求めて<動物実験は手放さない>と断言したのです。

しかし、消費者が動物実験の実態を知ったとき、果たしてそのような商品を買いたいと思うでしょうか?

化粧品開発のために行なわれる動物実験とは:

  • シャンプーの原料をウサギの目に注入する
  • リップカラーの材料をマウスの口から強制的に投与する
  • 日焼け止め成分を背中に塗ったモルモットをアルミホイルで覆いUVランプを照射し続ける

これらはほんの一例ですが、動物たちは実験で苦しめられた後、健康な体に戻されることなく、すべて殺処分され、廃棄されます。

<化粧品開発のための動物実験は行ってはならない>、これが国際標準となりつつあるなか、この動きを無視し続けるロート製薬に対して、化粧品・医薬部外品(薬用化粧品)のための動物実験をただちに廃止するよう、声を届けてください!

ロート製薬株式会社
代表取締役社長 吉野 俊昭 殿

化粧品開発のために、貴社がマウスやウサギ、モルモットなどの動物を使った動物実験を止めない意向であることを知り、驚き失望しています。
すでにEUなど諸外国では化粧品の動物実験は禁止されました。国内でも複数の大手企業が自主的に動物実験を廃止しています。新規原料を開発して得られる経済利益より、美しさのために動物を犠牲にするべきでないという倫理的な価値判断が優先されたからにほかなりません。これは、多くの消費者が望んだために実現されてきたことです。
この流れに逆行して、経済的利益にしがみつき、動物を苦しめてもかまわないという貴社の姿勢は、化粧品企業としての社会的責任を軽視していると言わざるを得ません。
一刻も早く、化粧品・医薬部外品(薬用化粧品)のための動物実験を廃止してください。

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ロート製薬株式会社
代表取締役社長 吉野 俊昭 殿

【買わないで!ロート製薬 化粧品ブランド一覧】
ロート製薬の化粧品ブランド一覧はこちら
ロート製薬は、目薬や胃腸薬などの医薬品を出していますが、化粧品分野でもスキンケアからメイクアップ、男性用まで幅広い商品ブランドを展開しています。その会社名から製薬メーカーと思われがちですが、化粧品ブランドを数多く展開して多額の売上を上げています。
動物実験をやめるまで、ロート製薬の化粧品を買わないでください!

【化粧品の動物実験をめぐる国内外の動向】

【キャンペーン開始の経緯】
🔹2013年3月
JAVAよりロート製薬ほか18社に対し化粧品等の動物実験に関する公開質問状を送付。

🔹2013年4月
ロート製薬より回答。茶のしずく石けんの事件を盾に、化粧品・医薬部外品の動物実験を正当化、「製品の安全性が代替法のみでどうしても確認できない場合には動物実験倫理委員会を設置し動物愛護の考え方を尊重して対応しているが、今後は動物を使用しない方法に置き換えるよう鋭意努力してまいる」。

🔹2015年9月
CFBから、ロート製薬に対し、2年半の間に動物を使用しない方法への置き換えをどのように進めてきたのか、また、動物実験禁止や廃止に向かう諸外国や国内大手企業の動向を踏まえての今後の方針変更の見通しはどうであるのか等についての意見交換の場を設けることを要望。

🔹2015年10月
ロート製薬より、動物実験代替法およびヒトによる安全性評価を積極的に採用しているものの、一部動物実験にて対応していた経緯がある旨とともに、対面での意見交換ではなく書面での説明とする旨の回答を受け取る。

🔹2015年11月
書面での動物実験に対する対応についての回答が曖昧であったため、再度CFBからアンケート形式での質問状を提出。

🔹2015年12月
ロート製薬より回答。「動物実験が必要な薬事申請を継続する」との意向を示す。

🔹2016年1月
CFBにて苦ラボ(くるらぼ)キャンペーン開始。

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