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東京・世田谷区のカエルの解剖講座 中止決定!

JAVAが東京都世田谷区に対して中止を要請していた中学生を対象にしたカエルの解剖講座。7月31日付で教育委員会より「中止を決定した」との文書回答がありました。

きっかけは、世田谷区立の中学校に通う生徒さんの保護者の方たちから、区が8月に開催を予定している「カエルの解剖講座」について、 「中止させてほしい」との相談が寄せられたことでした。

 <解剖講座に関する情報>

  • 世田谷区立教育センター 科学実験室で行われる、同区立中学校の生徒を対象にした夏休みの科学実験講座の一つとして企画されていた。
  • いずれの講座も区内の中学校の先生たちが指導する。
  • 「カエルの解剖」は、8月18日(火) 開催、定員は20名、参加費無料で告知されていた。
  • 「カエルの解剖」講座について、案内資料には、「カエルは両生類、ヒトは哺乳類、どちらも脊椎動物なので、多くの類似点からヒトの体のつくりやしくみを考える」「カエルの解剖を通して、生命の尊さ、巧みさ、不思議さを学ぶ」と書かれている。

動物の体を切り刻んだりすることは倫理的に許されないことです。そのような残酷な行為で「生命の尊さ」が学べるはずはありません。ましてや、中学生のような多感で未成熟な時期の青少年が、区が開催する解剖講座に参加したら、「動物の体を切り刻み殺すことはよいこと」という誤った認識を持ってしまいかねません。 区が開催し、中学校の先生が指導する講座で解剖したのだから、自分一人であってもカエルやネズミ、子猫などの動物を捕まえて解剖してもかまわないだろう、と考える子どもが出てくる可能性もあります。

さらに解剖の悪影響は動物に留まりません。過去の数々の殺人事件において、犯行の前段階に、犯人が動物の虐待や解剖行為を行っていたという事実が判明しています。

動物の体の仕組みを学ぶ方法には、コンピュータシミュレーション、動画、精巧な3Dの模型など、様々な動物を犠牲にしない方法あります。そのような代替法を使用すれば、たとえば解剖の過程を何回でも繰り返しでき、また生徒一人一人が自分のペースで行うことができるなど、多くのメリットがあります。代替法で学んだ生徒の方が優秀であったという論文も発表されています。

動物を用いない方法で学ばせることで、「命は奪ってはいけない」「大切にしなければならないもの」ということも生徒たちは学びます。つまり、生徒たちに知識を身に付けさせるとともに、生命を尊重する態度も養わせたいならば、解剖ではなく代替法を用いるべきなのです。

ご参考:JAVAのウェブサイト「解剖実習を廃止すべき理由」

JAVAでは、世田谷区長に対し、解剖の問題点を指摘し、このカエルの解剖講座の中止を求める文書を提出していました。
そして、この度、「中止を決定した」との回答を得ることができました。

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