代替法の国際会議に向けた共同声明を31の動物保護団体で発表

2021年8月23日~9月2日まで、ライフサイエンスにおける動物の使用と代替法に関する国際的な学術大会である「第11回国際動物実験代替法会議(the 11th World Congress on Alternatives and Animal Use in the Life Sciences;WC11)がオンラインで開催されました。この開催に合わせて8月18日、動物実験の廃止のために活動する様々な国の動物保護団体が集まり、「WC11動物保護サテライトミーティング」(オンライン)が行われ、JAVAも参加しました。

このサテライトミーティングでは、9団体からの活動報告や発がん性試験の代替法に関する話し合いがなされました。また、WC11の全出席者に向けた共同声明について議論し、31の団体・組織の連名で以下の声明を発表し、代替法の重要性を認識することや動物の使用を廃止するための戦略を推進することなどを要請しました。

共同声明の原文(英語)はコチラ

ーーー 共同声明の和訳 ーーー

【第11回国際動物実験代替法会議(2021年8月、ヴァーチャル会議)の全出席者に向けた声明】

次のことを認識してください。

  • 科学技術の進歩により、教育・研究・試験に使用される動物を代替する機会が増えている。
  • 倫理的な観点から、教育・研究・試験における動物の代替が必須である。
  • すでに代替が実現している場合、科学や教育、そして人間や他の動物にとってのメリットは明らかである。
  • 動物の使用を避け、代替するために、より多くのことができる。
  • 過去30年間の科学者と規制当局の努力にもかかわらず、1993年の第1回国際動物実験代替法会議以降、研究や試験に使用される動物の数は大幅には減少していない。
  • 現在、多くの組織や機関が動物の使用を段階的に廃止するための戦略の発展に注力している。
  • 人間、他の動物、環境を守る持続可能で公平な未来は、動物を使わない科学に基づいた新しい基準にかかっている。

下記に署名した団体・組織は、

  • 教育・研究・試験における動物に代わる動物を用いない手法の取り組みを促進するために、政策および規制の変更を実施するよう、意思決定者に要請する。
  • 会議の出席者に対し、動物使用の段階的廃止のための機関レベルの戦略を推進することを要請する。
  • 国際動物実験代替法会議の主催者に対し、今後の会議において動物を用いない手法の実現を促進することに焦点を当てるよう要請する。
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