ブリティッシュコロンビア大学での勝利<カナダ>

2022年3月1日

PCRMは、救急医療トレーニング、ATLS*トレーニング、戦闘外傷トレーニング、救急救命医療トレーニング、外科トレーニングなどのヒトの患者を対象とした高度医療のトレーニングにおける動物の使用の廃止についても、重点的に取り組み続けている。

バンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学は、何年もの間、地方で働くファミリードクターのトレーニングに生きたブタを使ってきた。このコースでは、生きたブタに、肋骨の間を切開し胸腔内にチューブを挿入して体液や空気を排出する胸腔ドレーン留置術など、12種類の侵襲処置を行ってきた。2021年1月、PCRMはブリティッシュコロンビア大学のコース責任者に働きかけ、同大学のトレーニングにとって適切なシミュレーターに関する詳しい情報を提供した。責任者はその提案を受け入れ、動物ではなくシミュレーターを用いてトレーニングを行った。5月に実施したコースは、研修生からも好評を得て成功に終わった。

  1. 外傷二次救命処置

Victory at the University of British Columbia (PCRM)
 (2021 No.4 Autumn Good Medicine, p7)

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