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魚の養殖場調査で虐待が明らかに <米国>

2020年6月25日

世界最大手水産会社のひとつであるクック・アクアカルチャーが所有・運営する米国メイン州のサケ養殖場を調査した結果、養殖における恐怖の舞台裏が明らかになった。Compassion Over Killing*が撮影したビデオ映像がとらえていたのは、サケが共食いによって変形し、病気や怪我で苦しむ様子だった。生育環境は不衛生なうえに密集度が高く、ワクチン投与が不可欠な状態だ。サケは、作業員により激しく地面に叩きつけられたり頭を踏みつけられたりしてバケツに投げ入れられ、呼吸困難になって死んでゆく。

この種のものとしては初となるこの調査は、魚の養殖における動物福祉の効力について深刻な問題を提起している。魚の動物福祉という問題は、これまでほとんど注目されてこなかった。現在のところ、養殖魚の適切な飼育・取り扱いを規定するきちんとした法律や規則はなく、州の動物虐待に関する法律の中にわずかに抑止効果を期待できる内容があるだけだ。

*Compassion Over Killing: 米国の動物保護団体

Fish Hatchery Investigation Reveals Cruelty
AWI Quarterly Winter 2019/68/Number 4
https://awionline.org/awi-quarterly/winter-2019/fish-hatchery-investigation-reveals-cruelty

調査により、サケ養殖場の劣悪な環境が明らかになった。写真のように変形してしまったサケもいる。
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