JAVA:NPO法人 動物実験の廃止を求める会(Japan Anti-Vivisection Association)

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動物実験の廃止を求める

<島根大学の回答>ウシガエルを苦しめたことは認めず!

ウシガエルを苦しめたことは認めず!

隠蔽の可能性否めない島根大学からの回答

事の発端は、島根大学医学部に通う学生たちから、「ウシガエルを使った生理学実習において、カエルの扱いが残酷だった」との通報がJAVAに入ったことからでした。

JAVAは島根大学に対して厳重な抗議を行い、問題のあった実習の調査とともに「動物実験の廃止」を強く求めた要望書を、5月29日付けで送りました。 

島根大学長からは、6月13日付けの回答文書が届きましたので、その概要をご報告いたします。

 

島根大学からの回答(要約)

●本学で事情聴取した結果、通報のような「ウシガエルへの麻酔が適切に行われなかった」「そのことを教員が学生らに口止めした」ということはなかった。

 2012年6月に実施された本実習の開頭処置は、完全に麻酔が効いた状態でなければできない。さらに時間の都合上、学生が他の科目の講義を受けている間に、別棟の実験室で行われた。ドリルは実習室内には置いていない。

本実習の教育的意義を考えた場合、使用する実験動物として最も望ましいのは哺乳類であるが、動物福祉の国際的大原則である3R(*1)のうちのReplacement(動物を使用しない実験方法への代替)として、定義上の実験動物ではないカエルを使用している。また、カエルの数は必要最小限にとどめ、苦痛軽減を目的とした麻酔処置も適切に行っている。

  1. *1 3R=Replacement(動物を使用しない実験方法への代替)/Reduction(実験動物数の削減)/Refinement(実験方法の改良により実験動物の苦痛の軽減) <注:JAVA>

● “動物実験は医学のあらゆる分野で必要不可欠で、とくに生理学においては必須である。生理学の特徴は分子・細胞レベルから個体レベルまでの生命現象を総合的に研究対象とし、「生きている」を実時間で研究することにある。「生きている」過程の研究には動物実験が中心的な役割を果たす。また生理学は心臓や神経など各器官の個別の働きだけでなく、それらが統合されて個体の統一した生命活動を実現させる仕組みを研究するため、動物実験が必須の役割を果たす。”

  1. *2 上記は、日本生理学会のウェブサイト「動物実験について>動物実験とは>3. 生理学と動物実験」からの引用文 <注:JAVA>

●このため、動物愛護の精神に基づき、適切な管理を行いながら「生きている」を実時間で教育することにより、貴重な教育成果を上げている。

島根大学は、無麻酔状態でウシガエルを開頭し、苦しみの中で殺すという残酷な実験をしておきながら、それをもみ消し、まったく反省しようとしません。
大学は「事情聴取をした結果、問題はなかった」「教員が学生に口止めしたということはなかった」と事実を隠蔽し、問題の教員をかばい、責任逃れをして開き直る始末です。例え、麻酔や固定を完璧に行ったとしても、ウシガエルを痛めつけ殺すことになんら代わりはありませんが、落ち度すら認めないのです。
これでは、教育の改革を願うがゆえに、自分の通う大学の問題を外部に訴えた学生たちの気持ちを、蔑ろにしています。
なぜ島根大学は、学生たちからの訴えや私たち国民から届けられた要望に真摯に耳を傾け、真の「生きている」教育に転換するべく、速やかに実験の見直しを図ろうとはしないのでしょうか。

JAVAが島根大学に対して強く求めるのは、「動物を犠牲にしない教育実習への転換」「動物実験・実習の早期廃止」です。
しかし、回答からは、「ウシガエルを用いた生理学実習の意義」の説明と「動物実験は必要不可欠」という主張に終始して、動物を使わないようにしようという姿勢はまったくうかがえません。「生きている」を教育すると主張していますが、このような実習をしていては、医療における「助ける」「生かす」「救う」ではなく、学生たちに命あるものを無惨に「殺す」冷酷さを教えているも同然です。

さらに島根大学は、カエルなどの両生類は、動物愛護法の定める「愛護動物」ではないことを理由に、「実験動物の対象には定められていないカエルは、元来福祉を必要とする動物ではない。本当は哺乳類を実験に使いたいのだが、動物福祉を考えてカエルを使うという配慮をしている。さらにそのカエルにすら福祉に配慮しているのだ」と言っているのです。
「哺乳類ではなくカエルを使った」では、動物を苦しめ、殺していることは同じことです。私たちが求めているのは「動物を使わないこと」なのです。
JAVAから島根大学に送った要望書において、アメリカでは、大学の医学部の90%以上が動物実験をせずに卒業できるようになっていることを伝え、代替法の情報も提供しました。日本の大学も、もっと世界の動向に目を向け、倫理的、人道的な新しいものを取り入れていくべきなのです。

前回島根大学に声を届けてください、と呼びかけたところ、たくさんの方々から抗議や要望の電話・メールをしたとのご報告をいただきました。どうもありがとうございました。

島根大学に対して、動物実験・実習を廃止して、動物を犠牲にしない医学部を目指すよう、引き続き要望していってください。

【国立大学法人 島根大学】
◆学長 小林祥泰
〒690-8504 島根県松江市西川津町1060
TEL: 0852-32-6100(代表)
メールフォーム
https://www.shimane-u.ac.jp/inquiry/1/
総務部へのメール : jsy-bunsyo@jn.shimane-u.ac.jp

ウシガエル

ウサギ頑張る!クルーエルティーフリーキャンペーン

クルーエルティーフリーキャンペーン「美しさに、犠牲はいらない」
ザ・ボディショップ各店での署名集めを、JAVAウサギも応援してます

 

クルーエルティフリーインターナショナル(CFI:動物実験廃止を求める国際団体)を中心に、各国のザ・ボディショップとパートナー団体(日本ではJAVA)が、タッグを組んで、化粧品の動物実験反対キャンペーンを展開しています。

その一環として、日本のザ・ボディショップでは7/31(水)まで署名活動を実施しています。

たくさんの人にアピールしようと、7月13日(土)は、滋賀・三井アウトレットのデポ竜王店に、14日(日)は、兵庫のJR三宮店、神戸ハーバーランドumie店に、JAVAのマスコットウサギが駆けつけました!

ウサギ効果で、どこの店舗でも署名数はアップ。暑い中、がんばりました。

20130713TBS竜王デポ店

滋賀には初めて来たので ちょっとドキドキ

TBS神戸ハーバーランドumie店

神戸ハーバーランドumie店 みんなフレンドリーね

27日の土曜日には、東京の3店舗をまわります。皆さまのお越しと、署名へのご協力をお待ちしています!

【スケジュール】 ※時間が前後することもございますので、ご了承ください。
12:30頃~  新宿店
14:30頃~  表参道店
16:30頃~ 渋谷店

島根大学の残虐行為!

暴挙!暴れるカエルの頭にドリルで穴をあけていた…

 6月10日から同じ実験が始まります。島根大学の動物実験に抗議してください

<2013年6月26日追記>
当会からの要望書に対して、先週島根大学より「そのような事実はなかった」との回答が届きました。
また改めてご報告いたします。

ウシガエル

島根大学医学部に通う学生たちから、「ウシガエルを使った生理学実習において、カエルの扱いが酷いといった問題があった」との通報が入り、JAVAは島根大学に対して、「問題のあった実習についての徹底調査」と「動物実験の廃止」などを求める要望書を、5月29日付けで送りました。 

ぜひ、皆さまからも動物を使用しない教育方法に切り替えるよう、島根大学に声を届けてください。 

<学生たちからの通報>

  • 問題の実習は、2012年6月に行われた医学部医学科3年の生理学実習。
  • 「視覚中枢のニューロン応答」を調べる実験で、ウシガエルを開頭して、脳に電極を刺し、様々な刺激を与え観察、考察するという授業内容だった。
  • ウシガエルの麻酔、固定、開頭といったセッティングは教員が行った。
  • ウシガエルに施した麻酔がうまく効かず、カエルがバタバタと暴れ続けた。
  • 教員は麻酔の調整は行わず、暴れるウシガエルの頭骨に無理やりドリルで穴を開けていったので、カエルがかわいそうだった。
  • さらにこの教員は「このことは他言しないように。」と、圧力をかける発言をするという重大な問題もあった。

欧米では、大学の医学部や獣医学部において、「動物を殺す非人道的な教育を拒否する権利」を多くの学生たちが主張し始めた結果、動物実験を廃止して代替法を用いる学校が急増し、実際、アメリカでは、大学の医学部の90%以上が動物実験をせずに卒業できるようになっています。日本では今はまだそういった大学はありませんが、どのような方法で学ばせるかは大学、教職員で決めることができます。つまり、動物を使うか否かは大学次第なのです。

それにもかかわらず、島根大学は、動物愛護法に盛り込まれた『3つのRの原則』(※1)に従って代替法を用いることなく、生きたカエルで実験を行い、傷つけ、殺しています。しかも、痛みを軽減させるどころか、不適切な麻酔により苦痛を増大させ、カエルに激しい痛みと恐怖を味わわせたうえで殺したと思われます。

    1. *1『3つのRの原則』
      Replacement(動物を使用しない実験方法への代替)/Reduction(実験動物数の削減)/Refinement(実験方法の改良により実験動物の苦痛の軽減)

医師という、最も命を尊び、命に対して敏感でなければならない者を育てる教育機関が、抵抗もできない小さな生き物を残虐に扱うことは絶対に見過ごせません。

ぜひ、皆さんからも島根大学に対して、徹底調査と、動物を使わない方法に一刻も早く切り替えることを求めてください。
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【国立大学法人 島根大学】
◆学長 小林祥泰
〒690-8504 島根県松江市西川津町1060
TEL: 0852-32-6100(代表)
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https://www.shimane-u.ac.jp/inquiry/1/
総務部へのメール : jsy-bunsyo@jn.shimane-u.ac.jp

 

<アカムシの解剖実習>時習館高校、「解剖実習の廃止」を決定!!

2月に、愛知県立時習館高等学校の理科の教師たちが、「生きたアカムシ(ユスリカの幼虫)の頭をちぎり取り、染色体の観察をするという実習」の授業おいて、実習を拒否した生徒たちに暴言を吐くなどの問題行為があったことをお伝えしました。
そして、皆さんに解剖実習の廃止を求めるアクションをお願いいたしました。

当初は、頑なで廃止を検討するそぶりも見せなかった時習館高校でしたが、JAVAでは保護者や生徒の方々のご協力を得ながら、繰り返し学校に働きかけ、このほど、時習館高校は「アカムシの解剖を含め、解剖実習を廃止する」ことを決定し、その旨、JAVAに文書回答がありました。

働きかけのなかで、全国から寄せられた皆さんからのたくさんの抗議の電話やメールなどが学校にとって大きなプレッシャーになっているとひしひしと感じられ、皆さんのアクションが、今回の「解剖実習の廃止」という成果につながったのはたしかです。
ご協力を本当にありがとうございました!

教師の暴言によって傷つけられた生徒さんたちの心の傷はそう簡単に癒えるものではないでしょうが、今回の解剖実習廃止の決定によって、生き物の命を大切にする気持ちで実習を拒否した生徒さんたちの勇気が報われたのは事実ですし、今後、解剖実習によって時習館高校の生徒さんたちが傷つくことがなくなったのも事実です。
そして、何より、毎年一学年で1600匹も殺されていたアカムシの犠牲が、これからはなくなるのです。

【学校にメッセージを届けてください】

残念ながら、理科の授業で、「アカムシの解剖実習」や「豚の眼球の解剖実習」を実施している高校はまだありますが、時習館高校は、今回、いずれも廃止することを決定しました。
また、「命の尊さや他者を思いやる心、弱い生き物に対する優しい思いやりの心を育む教育を実践していきたい」とも述べています。

それを有言実行するように、また、時習館高校が他校の模範となって、解剖実習の廃止が他校にも広まるように、「解剖実習の廃止をよく決断した」といった評価する声や「他校のお手本となってください」「命の尊さや弱い生き物に対する優しい思いやりの心を育む教育を必ず実践してください」「時習館高校の今後の動向に注目しています」といった、時習館高校のこれからに期待するメッセージを、ぜひ届けてください。

愛知県立時習館高等学校
学校長 林 誉樹
〒441-8064 愛知県豊橋市富本町
TEL:0532-45-3171
FAX:0532-47-7544
Eメール:kla-adm@jishukan-h.aichi-c.ed.jp

JAVAでは、時習館高校に限らず、教育分野での動物実験を廃止させるため、今後も取り組んでまいります。
引き続きご協力をよろしくお願いします。

GOOD NEWS!マンダムが「今後、動物実験を行わない」と発表!

大手化粧品メーカー、マンダムが「今後、動物実験を行わない」と発表しました!

去る2月28日、資生堂が動物実験廃止を決定したことに続いて、本日3月8日、マンダムも「動物実験は、外注委託を含め動物実験は実施していない。今後も動物実験を行わない方針」と同社の公式サイト上で明らかにしました。

マンダムwebサイト>動物実験代替法に関する取り組み

マンダムは過去5年にわたって日本動物実験代替法学会を通じて動物を犠牲にしない代替法の開発研究に年額250万円の助成金を出してきた実績があるほか、消費者に対して「数年にわたって国内では動物実験の実施も委託もしていない」という「事実上ゼロ」の状態を続けていると回答していました。

私たちJAVAが2010年秋に大手化粧品メーカー12社に対して行った公開質問では、「(化粧品のための動物実験の)廃止に向けて検討中」と回答しており、「もっとも動物実験廃止に近い大手メーカー」と目されてきました。当会でも、期待を込めて粘り強いアプローチを続けてきましたが、今回の 「今度も動物実験を行わない」という廃止の発表を受け、その働きかけが実ったことを喜ばしく思います。

「今後も動物実験を行わない」との方針を示したマンダムに、今回の発表を支持するメッセージを送ってください!

<マンダム連絡先>
〒540-8530 大阪市中央区十二軒町5-12
株式会社マンダム
代表取締役 社長執行役員 西村元延 殿
フリーダイヤル  0120-37-3337
メールフォーム

他の大手各社にも声を届けてください!
資生堂に続いてマンダムが決断したことで、日本の化粧品業界全体が動物実験廃止に向かっていく、さらに大きな流れが生まれました!
この流れを無視していまだに動物実験をやめようとしない、花王、カネボウ、コーセー、ポーラなどの大手メーカーに対しても、「資生堂やマンダムに続いて動物実験を廃止して!」との声を届けてください!

「ウサギを救え!化粧品の動物実験反対キャンペーン」サイト>大手メーカーへの公開質問
※大手化粧品メーカーの連絡先を掲載しています。

私たちJAVAでは、本日の発表に先駆けてマンダムに対して事実確認を行っています。

マンダム回答書(PDFファイル) 

※マンダムは動物実験を義務付けている中国への輸出は続行するとしているため、中国で販売されるマンダムの商品のために、動物実験が行われてしまう可能性があります。

しかしJAVAでは、一刻も早い動物実験廃止という目標を実現するために、日本国内の化粧品メーカーに対して、まずは国内での動物実験の実施および外部委託を廃止させることを優先に位置づけています。

VICTORY!資生堂が動物実験廃止を決定!

 

2月28日、資生堂は、化粧品および医薬部外品の動物実験廃止を決定したと発表しました。
2013年4月以降開発に着手する化粧品・医薬部外品に対して、外部への委託も含め動物実験を廃止するとのことです!
資生堂ニュースリリース

消費者の思いが届いた!
JAVAは、2009年より「ウサギを救え!化粧品の動物実験反対キャンペーン」を立ち上げ、まずは国内最大手である資生堂に対して、署名運動を展開するなどして、化粧品・医薬部外品の分野における動物実験の早期廃止を求めてきました。着手した当初「動物実験廃止などどこ吹く風」だった日本の化粧品業界。でもついに山が動きました―――「化粧品のための動物実験はやめて!」という思いが、今日、実を結んだのです!

資生堂へ、ぜひ廃止決定を支持するメッセージを!
<資生堂連絡先>
〒104-0061
東京都中央区銀座7-5-5
株式会社資生堂
代表取締役社長 末川久幸 殿
フリーダイヤル 0120-81-4710
(祝祭日、年末年始・夏期休暇を除く月~金曜日の9:00~17:00)
資生堂サイト メールフォーム

EUでも間もなく全面禁止に!
EU(欧州連合)では、すでに
①2004年9月11日からEU域内での化粧品(完成品)の動物実験の実施
②2009年3月11日からEU域内での化粧品(原料)の動物実験の実施
③2009年3月11日からEU域外で動物実験された化粧品(完成品・原料)の輸入販売等取引 ※ただし例外として生殖発生毒性試験等一部の試験については動物実験が猶予
が禁止されていますが、来る2013年3月11日には、例外とされていた動物実験も含めて、いよいよ全面的に禁止されます。

国内大手他社はいまだに動物実験を継続
JAVAの調査では、花王、カネボウ化粧品、コーセー、ポーラなど、国内の大手化粧品メーカーはいまだに動物実験を継続しています。EUで禁止になり、国内最大手の「資生堂」も廃止を決断したなか、すでに動物実験を続けることの合理性はありません。国内大手メーカー各社も、一刻も早く動物実験を廃止すべきです。

動物たちに代わって声を!
私たち消費者の思いは企業に届くということが今日、証明されました。
化粧品の動物実験廃止を願う皆さん、ぜひ引き続き、国内大手メーカー各社に対して「動物実験を廃止して!」という声を届けてくださるようお願いいたします。
いまなお、実験室で苦しみに耐えながら殺されていく動物たちがたくさんいます。声なき動物たちに代わって、あなたも声を上げてください!

<ウサギを救え!化粧品の動物実験反対キャンペーン>サイト「あなたにできること」

 

※なお、資生堂は動物実験を義務付けている中国への輸出は続行するとしているため、中国で販売される資生堂の商品のために動物実験が行われてしまうという事実があります。
しかしJAVAでは、一刻も早い動物実験廃止という目標を実現するために、日本国内の化粧品メーカーに対して、まずは国内での動物実験の実施および外部委託を廃止させることを優先に位置づけています。

抗議のお願い!高校教師が生徒に暴言

アカムシの解剖に反対した生徒に教師が暴言・嫌がらせ!
抗議と実習の廃止を求める声を!!

 

2012年12月、愛知県立時習館高等学校の理科の教師たちが、「生きたアカムシ(ユスリカの幼虫)の頭をちぎり取り、染色体の観察をするという実習」の授業おいて、以下のような生徒たちへの暴言や嫌がらせといった問題行為を行ったという内部告発がJAVAにありました。

<問題行為・その1> 「あんたの親、変わってる」 暴言繰り返す

女子生徒の1人が、「生き物を殺したくない」「かわいそう」という気持ちから勇気を出して実習には参加しなかった。担当教諭はそのことで女子生徒をクラスメイト全員の前で「なんで(実習を)やってないの?」と何度もとがめ、そのたびに、その女子生徒が「かわいそうだから」と答えると、「え~!かわいそう?!こんなものが?」と言ったり、「じゃあ、あんた牛も豚も食べられないねー。」と解剖とは関係のないことまで持ち出して、生徒の生き物に対する思いやりの心を否定する暴言を繰り返した。
あげ句に「親から絶対に(生き物を殺すようなことは)やってはいけないと言われている」と説明したことに対し、「へえ~変わった親だねえ」とうすら笑いを浮かべながら、生徒の母親の人格をも否定する暴言まで発した。女子生徒は傷つき、学校を早退した。
彼女はそのときの気持ちを次のように語っている。

******************************************************************************************
理由は「かわいそうだから」と言っているのに何度言ってもまた同じことを聞かれ、同じ返事をさせられて辛くて泣けてきた。
先生は「親が変わっている」という発言も嫌というほど繰り返して、そのたびにうすら笑いを浮かべていた。「あんたの親ってバッカじゃないの?」と言われているようだった。
先生はとにかく会話を長引かせてイヤミを言い続け、私を傷つけた。そのあとどうにも授業を受けられそうになかったから早退した。
******************************************************************************************

<問題行為・その2> 嫌がる生徒の前で、ムシの頭をちぎり続ける

<その1>とは別のクラスでも、やはりアカムシをかわいそうに思い拒否した生徒も少なくなかった。
これに対して担当教諭は何も言わず、生徒たちの意思を尊重するのかと思いきや、「拒否した生徒の分」として、あえて残ったアカムシの頭をちぎり取り続け、拒否した生徒たちはムシが殺されるのを見なければならなかった。

JAVAでは、「重大な人権侵害」「体罰に匹敵する卑劣で残酷な行為」として、校長に対し強く抗議し、問題行為を行った教師たちに対する厳正な対処と再発防止、そして問題の根幹であり、多くの生徒を傷つける生き物を使った実習の廃止を要望する文書を提出しました。また、教育委員会にも通報し、徹底指導を求める文書提出しました。

このアカムシを使った実習では、生物室の実験台に無数のアカムシが入れられた容器から取り出し、一人一人が解剖を行います。失敗しては別の虫を使うので、平均すると1人が4~5匹、クラス全体ではおよそ200匹が殺され、1学年(8クラス)では、1600匹ものアカムシが犠牲になります。
このままでは、毎年毎年、数え切れない生き物が殺されるばかりか、さらに多くの生徒たちの心も傷つけていくことになります。

今回、生き物の命を大切にする気持ちで実習を拒否した生徒たちの勇気に報い、彼らを支持するために、学校側の対応に対して、「嫌がっている生徒に、解剖を強制するなんて教育とは言えない!」「生き物の命を大切にし、生徒たちの“殺したくない”という優しい気持ちを、なぜ学校が尊重してあげられないのか」などの抗議をお願いします。
また、これ以上、生き物の命や生徒たちの心を犠牲にしないために、アカムシの解剖をはじめ、生き物を犠牲にする授業を廃止するよう、学校に対し要望してください。

【抗議・要望先】
愛知県立時習館高等学校
学校長 林 誉樹
〒441-8064 愛知県豊橋市富本町
TEL:0532-45-3171
FAX:0532-47-7544
Eメール:kla-adm@jishukan-h.aichi-c.ed.jp (ネットワーク担当者のアドレス)

ご協力をどうぞ、よろしくお願いたします。

「3月中に動物実験の廃止を!」資生堂にもう一押しを

<資生堂の動物実験>

「期待を裏切らないで!宣言どおり3月に動物実験廃止を!」
3月いっぱいで廃止するかどうか、今月中に最終決定――資生堂にあなたの声を届けてください!!

 
去る1月25日、資生堂の汐留オフィスにて「第五回 化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議」が行われました。
詳細は以下資生堂のウェブサイトに掲載されています。
資生堂>CSR・環境活動>ステークホルダーとのエンゲージメント>化粧品の成分の動物実験廃止を目指す円卓会議

私たちJAVAが展開してきた<資生堂の動物実験反対キャンペーン>をはじめ、たくさんの消費者から寄せられた「動物実験をやめて!」の声を受け、2010年3月、資生堂は「2013年3月に化粧品の動物実験を廃止することを目指す」と発表しました。

その2013年3月が間もなくやってきますが、予定どおり廃止するかどうか、資生堂としての<最終結論(機関決定)>が今月中になされることになりました。

問題となっているのは、<新規原料を配合する医薬部外品(薬用化粧品)>についてです。
資生堂は、動物実験を廃止したあとの2013年4月以降、①既存データの活用、②代替法によるデータ取得、③科学的根拠に基づく説明、を組み合わせて申請する方向で検討している とのことですが、国に受け付けてもらえなかった場合に、その申請をあきらめるか、動物実験をして申請を通すか、その決断を今月中にくだすというわけです。

何度も申し上げていることですが、日本では、新規原料を配合しないかぎり、医薬部外品(薬用化粧品)も動物実験をする必要はありません。

私たち消費者は、動物が殺されるくらいなら新しい成分は望まない

このことを、資生堂にはきちんと伝えなければなりません。

「美のための動物実験はもうやめて」
「動物を犠牲にした新製品はいらない。早く代替法を開発して」
「真のリーディングカンパニーとして、動物実験の廃止を決断してほしい」
「EUでも化粧品のための動物実験は全面的に廃止になる。資生堂も後れを取らないで」

こうした願いを、資生堂に直接届けてください!

<資生堂連絡先>
〒104-0061 東京都中央区銀座7-5-5
株式会社資生堂
代表取締役社長 末川久幸 殿
フリーダイヤル 0120-81-4710
(祝祭日、年末年始・夏期休暇を除く月~金曜日の9:00~17:00)
メールフォーム  http://group.shiseido.co.jp/inquiry/mail/

資生堂が動物実験廃止を決断できるかどうか。それは、単に一企業のビジネス戦略や経営方針決定にとどまらず、日本の化粧品業界全体が廃止に踏み出せるかどうかに大きくかかわってきます。

資生堂がここで動物実験の廃止を翻(ひるがえ)せば、EUやイスラエル、インドでも廃止に向かっている世界の動きに逆行することになり、日本での化粧品の動物実験廃止の流れは一気に後退してしまうことになるでしょう。

一人でも多くの皆さんから、資生堂に「動物実験廃止」の勇断を求めてください!
その声が、今も犠牲となっているたくさんの動物たちを救うことにつながります。

gopetitionの署名

2009年7月より英語版オンライン署名サイト”gopetiion”で集まった主に海外からの1,764名分の署名を、円卓会議終了後に、資生堂の担当執行役員の岩井恒夫氏に手渡し、3月での廃止を強く求めました。

※なお、資生堂は中国への輸出は続行するとしているため、中国で販売される資生堂の商品のために動物実験が行われてしまうという事実があります。

※私たちJAVAでは、一刻も早い動物実験廃止という目標を実現するために、日本国内の化粧品メーカーに対して、まずは国内での動物実験の実施および委託を廃止させることを優先と位置づけています。

3月10日化粧品の動物実験を考えるシンポジウム開催

化粧品の動物実験を考えるシンポジウムバナー

 「美しさに犠牲はいらない」3月10日、化粧品の動物実験を考えるシンポジウムを開催します!

2013年3月11日―――20年以上にわたってEU市民に待ち望まれてきた日。動物保護団体がその到来をかたずをのんで見守ってきた日。そう、EUで化粧品の動物実験が全面的に禁止される日が、間もなくやってきます。
その記念すべき日の前日、3月10日に、ここ日本でも化粧品の動物実験をなくしていこうという機運を高めようと、国内で動物実験問題に取り組む3つの動物保護団体が合同で大々的なシンポジウムを企画しました。

日本国内でも、最大手の資生堂が外部への委託も含めて化粧品開発のための動物実験を2013年3月中に全廃することが予定されています。
しかしながら、日本の化粧品大手メーカーのほとんどがいまだにこの流れを無視し、「美」を謳うかたわら、利益を追求するためだけに、か弱く、無抵抗な動物たちを拘束して、薬物を眼に注入し、傷つけた皮膚に塗り込み、口から強制的に飲み込ませ、苦しめた挙句に殺すという残酷な動物実験を、やめようともせずに続けているのです。

私たちは、EUに続き、化粧品のために行なわれる動物実験を一日も早く廃止に持ち込む決意です。
ぜひ私たちの動きにご注目ください。
そして、化粧品のために行なわれる動物実験が「過去のもの」となる瞬間を、私たちと一緒に見届けてください!

*****

シンポジウムでは、女優の杉本彩さんとファッションジャーナリストの生駒芳子さんが、「本当の美しさ」について語ります。
後半のパネルディスカッションでは、いま旬の〈エシカル〉というキーワードを軸に各方面でご活躍の著名人の方々に議論を展開していただきます。
今まで、化粧品の動物実験のことをよく知らなかった方も、お誘い合わせの上、ふるってご参加ください。

*****

美しさに犠牲はいらない 化粧品の動物実験を考えるシンポジウム
日時:2013年3月10日(日)13時開場 13時30分開演 16時30分終了予定
場所:千代田区立日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール)
東京都千代田区日比谷公園1-4 (地下1階)
参加費:1,000円
申込み:2013年2月11日より、以下のサイトから行なってください。
美しさに犠牲はいらないキャンペーン実行委員会

ザ・ボディショップの店頭イベントにJAVAウサギ登場!

TBSクルーエルティフリーイベント表参道
1月12日の土曜日。

JAVAのボランティアメンバーとマスコットウサギが、化粧品メーカー『ザ・ボディショップ』の<クルーエルティフリー キャンペーン イベント>を応援して、東京の新宿店→表参道店→渋谷店と活躍してきました。

このキャンペーンは、<動物を犠牲にしない美しさを訴える>というものです。

『ザ・ボディショップ』は、ジャコウジカを犠牲にすることなく、ホワイトムスクという香り製品を製造しています。(通常のムスクは、雄のジャコウジカの香嚢(ジャコウ腺)の分泌物から作られています。)

そして、ウサギやモルモットといった動物を実験せずに、全製品を製造しているのです。

TBSクルーエルティフリーイベント新宿

化粧品といったとても身近なもののために、動物たちが犠牲になっていることは、まだまだ知られていません。今回、街を歩くたくさんの人々に、その実態を知っていただくことができました。

このことをぜひ周りの人にも話してくれることを願っています。

19日の土曜日には、大阪にまいりますので、お近くの方はぜひいらしてください。(スケジュールは改めます)

2012ラッシュプライズでJAVAが受賞!

化粧品の動物実験をなくすために---

英国の化粧品会社ラッシュ(LUSH)が今年6月に創設した「ラッシュプライズ」。
「代替法開発」「教育」「ロビー活動」「世論喚起」「若手研究者」の5部門で目覚ましい活躍を遂げた団体または個人に、賞金(各部門5万ポンド:約650万円)が与えられるというこの企画。
なんと、私たちJAVAが、記念すべき第一回目の“Public Awareness(パブリックアウェアネス部門/世論喚起)”部門の最優秀受賞者に輝きました!

lushprize1

私たちJAVAが受賞したプロジェクトは2009年から展開してきた「ウサギを救え!化粧品の動物実験反対キャンペーン」。
受賞の決め手となったのは、署名、デモ行進、株主総会会場でのアピール行動など、積極的なアクションを通じて最大手の資生堂に動物実験廃止を決断させたこと。

この賞は、“ウサギを救え!化粧品の動物実験反対キャンペーン”に参加してくれた皆さん一人一人が受賞したものです。
皆さん、どうもありがとう。
そして、おめでとう。

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11月15日には、ロンドンにて行われた授賞式に出席。

受賞スピーチでは、スライドで写真を使いながら日本での生き生きした活動の様子を伝えると、会場から大きな拍手と歓声が沸き起こりました!

日本の動物実験反対運動が海外で評価を得たことはとても大きなことです。
この受賞をバネに、動物実験廃止というゴールに向けて、飛び跳ねるウサギのごとく!さらなる飛躍を遂げていきたいと思います!
ぜひ皆さんも、私たちと一緒にがんばっていきましょう!

 

各部門の受賞者と授賞プロジェクトおよび賞金額はこちら
http://www.lushprize.org/the-2012-prize-winners-are/

簡単な日本語訳はこちらに掲載しています。
http://usagi-o-sukue.sblo.jp/article/60231348.html

服部栄養専門学校でのラットの解剖を阻止、廃止へ

<教育プロジェクト>

あの服部栄養専門学校でラットの解剖
JAVAの指摘を受け入れ、廃止決定!

学校での解剖実習は、以前より減ってきたものの、まだまだ続けている学校があります。テレビでおなじみの服部幸應氏が校長を務める服部栄養専門学校でも、ラットを使った解剖が行われ続けていることが発覚しました。
JAVAは学校に対し強く廃止を働きかけ、当初は曖昧な態度を示していた同学校も最終的に解剖実習の廃止を決定しました。

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昨年11月~12月に学校法人服部学園 服部栄養専門学校の学生さんや保護者の方々より、栄養学科1年生の「解剖生理学実習」の授業の中で、ラットの解剖実習が行われたとの情報が入り、「とても辛かった」「2年生でも解剖をするらしい。もうやりたくない」「自分の子が心を痛めているので、今後、解剖実習を行わないよう学校に働きかけてもらいたい」との訴えが、JAVAに寄せられました。

【JAVAに入った主な情報】
◆約50人のクラスが3クラスあり、1班4~5人で、各班に1匹のラットが割り当てられた。デモンストレーションも行われたので、1クラスにつき計10匹以上が殺された。
◆人体の仕組みを学ぶはずが、解剖の主な目的は「ラットを解剖することによって体の中の様子を観察すること」と説明された。
◆助手の先生が、麻酔をかけたラットを運んで来たが、麻酔は完全にはかかっておらず、ラットは頭や手を動かしていた。
◆実習は、ラットの手足に紐をつけて仰向けに固定し、腹部にハサミをいれて開き、臓器を観察した。さらに、臓器を取り出して、長さや重さを測り記録するという内容だった。
◆ 解剖以外の動物を用いない学習方法はまったく提示されなかった。必修科目であり、皆、単位のことが心配であることから、休んだり、ボイコットしたいと言い出せないでいたが、先生によるデモンストレーションを見て、泣きだした学生や廊下へ出ていった学生もいた。

「解剖」は時代錯誤な授業
動物を使った実験・実習については、「3Rの原則」(Replacement:動物を使用しない実験方法への代替 Reduction:動物使用数の削減 Refinement:実験方法の改良により実験動物の苦痛の軽減)の遵守が国際的な流れとなり、日本でも、「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動物愛護法)の6年前の再改正の際、先述の「3Rの原則」が盛り込まれました。さらに、来年実施される法改正に向けて、拘束力が強化されるべく、現在、議論が進められている最中です。
つまり、「3Rの原則」に従わずに代替法を用いることなく、生きたラットの解剖を行っている服部栄養専門学校は、動物愛護法に抵触する行為を行っていると言っても過言ではありません。
欧米では、従来動物実験が必要不可欠と考えられていた大学の獣医学部や医学部においてさえ、「動物を殺す非人道的な教育を拒否する権利」を多くの学生たちが主張し始めた結果、動物実験を廃止して代替法を用いる大学が急増し、実際、北米の獣医学部の60%以上、米国の医学部の90%以上が動物実験をしないで卒業できるようになっています。

解剖の義務はなし 「代替法」で学ばせるべき
生き物の体の仕組みを学ぶ方法には、解剖する以外にも、コンピュータを使用した学習法、ビデオ、3Dの模型など様々あります。そのような代替法を使用すれば、解剖の過程を何回でも繰り返すことができ、また学生一人一人が自分のペースで学習を行うことができるなど、多くのメリットがあるのです。そして、解剖を行った学生と代替法で学んだ学生では、その知識に差はない、もしくは、代替法で学んだ学生の方が優秀であったことが、数多くの研究で証明され、論文が発表されています。

栄養士養成課程のカリキュラムにおいては、JAVAが厚生労働省に問合せたところ、「人体の構造と機能を学ばせるという規定はあっても、その方法は学校が決める。解剖は義務付けられていない」との回答でした。
そもそも、「人体の構造と機能」を学ばせるのに、ヒトとは大きさも構造も異なるラットで学ばせること自体、学生に誤った知識を与えることになります。つまり、学生たちに、きちんと「人体の構造と機能」を学ばせ、知識を身に付けさせたいと真剣に考えるのであれば、代替法を用いるべきなのです。

JAVAの廃止要請に曖昧な回答
命ある動物たちを人間の好奇心を充たすための道具として、まるで機械の構造でも調べるかのように殺し、内臓を見るといった行いは残酷極まりなく、教育の名を借りた一種の犯罪行為と言えます。
このようなことから、JAVAは服部栄養専門学校に対し、
①ラットをはじめ、いかなる動物の解剖実習も今後、決して行わないこと
②動物の命を尊ぶ教育に全力を傾けること
を強く要請しました。
これに対し、同学校は、「実験動物の数を減らしてきている」「事前に、解剖の必要性や命の大切さについて講義をしている。そして、碑を建て線香を焚いて弔っている」といった言い訳に終始し、「次年度に向けて、検討する」に留めた回答で、解剖実習の廃止を決断しなかったのです。

新2年生の解剖準備が始められる4月、新年度に入り、新2年生となった学生たちに「生化学実験書」(発行 服部栄養料理研究会)が配布され、ラットの実験が掲載されていました。異なる飼料を与え、その後、ラットから採血したり、解剖して、取り出した臓器の重さや長さを測ったりするというもので、近々、その実験が行われるとの情報が入ったのです。
JAVAでは、その実験を阻止すべく、学校に再度、強く抗議し、服部校長と担当教官との直接面談を申し入れしました。

やっと「廃止」を決断
後日、学校からは「解剖実習は行わない」と簡単な回答がありました。ただ、今後二度と行わないのか、それとも、一時的な中止なのか、また解剖以外の動物実験についてはどうなのか不明であったため、公開質問状にて確認を行いました。そして、代理人を務める弁護士より、次のとおり、やっと、「全面廃止」の回答を出してきたのです。(一部抜粋)

服部学園は従来、栄養士科の解剖生理学実習及び生化学実験に際して行っていたラットの解剖実習につき、これを廃止するよう貴会から要請がありました。
服部学園は動物愛護の精神に則り、貴会の見解を尊重して解剖実習をはじめ動物を使った実験、実習は全て廃止しました。

その後、実際に授業では解剖は行われず、ラットについての話もなかったとの報告が学生さんたちからありました。

全国には数多くの栄養専門学校がありますが、服部栄養専門学校は、その中でも名が知れているため、いまだ解剖を続けている学校への良い影響が期待されます。教育現場における動物を犠牲にする授業がなくなるまで、JAVAの「教育プロジェクト」を推し進めなければなりません。

(JAVA NEWS NO.87より)

3Rsの実効性確保と実験動物の福祉向上

3Rsの実効性確保と実験動物の福祉向上
進む世界と遅れる日本

日本では現在3度目の動物の愛護及び管理に関する法律(以下、動物愛護法)の改正に向けた動きが加速しています。今回の焦点はもっぱらペットショップ規制だといわれていますが、動物実験に関しても「実験動物繁殖業者の動物取扱業への追加」「実験動物施設の届出制または登録制の導入」「代替法3Rsの実効性確保」などが課題として挙がっています。一方、昨年来、3Rsや実験動物の福祉向上を巡っていくつもの国際的に大きな動きがありました。

OIE “実験動物福祉綱領” 施行

家畜など動物の国際的な安全基準を決める機関であるOIEは2010年5月、国際標準としていわゆる“実験動物福祉綱領”(Use of animals in research and education)を制定しました。3Rsの実践を筆頭に、監視の枠組み、動物実験従事者の訓練、獣医学的ケアの整備、実験動物の供給、実験施設と環境条件(換気、温湿度、照明、騒音等)、飼育飼養(輸送、ケージ、エンリッチメント、給餌給水等)など項目が細かく分かれています。数値こそ示されていないものの、現在の欧米の標準に準拠していると考えられ、これが日本を含むすべての加盟各国に適用されることになります。OIEの定める国際標準に違反した場合、OIEは当該国をWTOへ提訴することが可能です。つまり、違反が発覚して提訴されるようなことがあれば、実験動物の輸出入取引にも響するほど厳しいものだといえます。「経済制裁を避けよう」という動機が、実験動物の福祉につながるというわけです。

OIE:国際獣疫事務局(L’Office International des Epizooties)
1924年設立。別名世界動物保健機関(World Organization for Animal Health)。本部パリ。現在世界178か国・地域が参加。WTO(世界貿易機構)から参考機関として認定されている。口蹄疫の殺処分はOIEの勧告に基づくもの。

EU実験動物保護法の改訂

2010年9月「EU、動物実験を大幅制限 霊長類の使用は原則禁止」とのニュースが流れました。これは1986年に制定されたDirective 86/609/EEC(いわゆるEU実験動物保護法)の改訂によるもの。旧指令は加盟各国での法制化が義務付けられていませんでしたが、今回は加盟各国に法制化を義務付けるようDirective 2010/63/EUとして改訂されました。
類人猿の動物実験禁止/霊長類実験の規制強化などが主な改訂点ですが、「生きた動物の使用を伴わない方法に切り替えるのが望ましいことであるが、人間、動物の健康および環境を守るためにはいまなお動物実験は必要である。しかしながらこの指令は、科学的に可能であればすぐにでも科学的及び教育的目的の動物利用を完全に代替するという究極の目標達成に向けての重要なステップを意味している」との前文は注目に値します。

CIOMS動物実験国際指針改訂案決定

人間にとっての医科学の研究推進を目的とするCIOMSが1985年に発表した「動物を対象とする生物学研究のための国際指針」は世界の動物実験界に大きな影響を与えました。この指針の改訂原案がICLAS(International Council for Laboratory Animal Science)によって2010年11月にまとめられました。そこには次のような注目すべき記述があります。
・ 「人道的な敬意を払う」という道徳上の義務を見失ってはならない
・ 人間に痛みを引き起こす処置はほかの脊椎動物に痛みを引き起こす
・ (動物の苦しみが酷い場合には)動物を安楽死させるべきである
CIOMS:国際医科学団体協議会(Council for International Organizations of Medical Sciences)
WHO(世界保健機構)とユネスコとの協賛により1949年設立。本部ジュネーブ。各国の医学関連団体、研究グループ、行政機関など現在55の組織が加入。

ILARガイドブック第8版発行

実験動物分野の国際的参考書として最も需要の高いILARの「実験動物の福祉と利用に関するガイドブック」は、アメリカで動物愛護運動が最も盛んだった1962年に第1版が発行された後、コンスタントに改訂が繰り返され、2010年12月、旧版から14年を経て第8版が発行されました。飼育方法や飼育環境、疾病予防や安楽死などの獣医学的管理、緊急災害時の対応等、事細かに規程。今回の主な改訂点としては、3Rsの実践を根幹としたこと、霊長類の集団的飼育の推奨や水生動物についての記載の追加などが挙げられます。第三者認証機関であるAAALAC(国際実験動物管理公認協会)も動物実験施設認証評価基準にこのガイドを使用しています。
ILAR:米国実験動物研究協会(Institute for Laboratory Animal Research)


このように国際社会では、動物実験に対する監視の目がますます厳しくなってきています。
一方、日本はどうでしょうか。2005年の動物愛護法改正でようやく3Rのすべてが盛り込まれたものの、翌年に日本学術会議が出した「動物実験の適正な実施に向けたガイドライン」は、動物実験の削減や縮小、廃止に向けたものではなく、研究者自らの手で動物実験という“聖域”を守ろうという動機に基づいて準備されてきたものでした。このガイドラインに基づいて、文部科学省(大学関係)、厚生労働省(製薬等企業)、農林水産省(畜産関連研究所等)の3つの所管省が別々に動物実験の実施に関する指針を設定しましたが、罰則もなければ強制力もありません。さらには鳴り物入りで始まった「第三者評価制度」については、JAVAは2008年当時「動物実験の削減・廃止につながるものではない」と警鐘を鳴らしましたが、「第三者」とは名ばかりで事実上は仲間内による“自主管理”であることを研究者自ら認めているのです。今、この身内で作った甘い制度を標準化させてしまおうとする動きがあります。
2010年10月には、法改正の動きに対し、日本実験動物学会、国立大学法人動物実験施設協議会(国動協)、日本実験動物協会(日動協)などの動物実験関連12団体はこぞって実験動物繁殖業者の取扱業への追加や登録制・届出制の導入に反対する要望書を政府に提出しました。国や社会の監視の目が入ることにすら抵抗して、国際的な流れに向き合おうとせず、より堅固な動物実験要塞を作ろうと巧妙に動き回る研究者たちを止めなければ、3Rsの実践も実験動物の福祉の向上も、実現することなど到底できません。

(JAVA NEWS NO.86より)

<内部告発>北里大学での残虐実験!

<内部告発>北里大学での残虐実験!!
― 猫の頭を開き、電極を刺す!! ネズミを画鋲で張り付け!! ―
全く反省のない北里大学へ、引き続き抗議の声を!

2010年11月、現役の臨床検査技師の方から、この技師が北里大学に在籍中に体験した、おぞましい動物実験についてJAVAに内部告発がありました。
JAVAは北里大学に対し、強く抗議しました。また、ホームページ等でこの告発内容を広く知らせ、北里大学には多くの非難の声が寄せられました。しかし、北里大学は「動物実験は必要」「法律やガイドラインを守ってやっている」の一点張りで、なんら反省や改善をしようという態度がありません。
引き続き、北里大学に厳しい抗議をお願いします。

 

告発内容

北里大学で臨床検査技師を目指す衛生学部衛生技術学科(現、医療衛生学部医療検査学科)で行われたことです。
現在の現状は確認できていませんが、今までずっとどこかに訴えたかったので、この場をお借りして申し上げたいと思います。

【ハツカネズミの無麻酔実験】
3年生で行った実験動物学の実習のことです。60~70人の学生が、2人で1匹ハツカネズミを与えられ、無麻酔でネズミの四肢を画鋲で板に張り付け、腋下を鋏で切りスポイトで血を吸い上げ致死させる実習がありました。
小さな薄ピンクのもがく手足に画鋲を刺したときの感覚や下手な手技のため血だらけで起き上がるハツカネズミの周囲の光景などが記憶に残っています。その場にいられず廊下で泣いている学生もいました。
何も意味をなさない残酷な実習の意味を、ニヤニヤしながらゴミ袋に死体を回収している指導者に問いかけたところ、「動物を扱った経験が必要」とのことでした。我われは臨床検査技師の資格取得が目的の学生でした。医師ではありません。

【カエル、ウサギ、そしてブタの胎児の解剖】
生理学実習では心臓の動きを観察する目的で、4~5人で1匹のカエルを使い、その脊髄にゾンデ(探針)を突き刺し神経を破壊して生きた心臓を取り出しました。
学生はカエルにさわることもままならないおぼつかない手先でやるため、一度で神経を破壊させることは少なく、半殺しのカエルの喉にゾンデを何度も刺すことになります。
その他、ウサギから取り出された小腸の蠕動運動を観察したり、解剖学実習ではホルマリン漬けされたブタの胎児を2人で1匹解剖しました。

【猫の脳に電極を刺す実験】
4年生になると研究室に所属することになります。生理学教室は相川貞男教授の指導下でした。相川教授は全日本鍼灸学会に所属しており、独自のマルチ電極を使用し研究しています。

教授が創ったマルチ電極を用いて脳の視床下部と感覚神経の相関を示すため、一週間に1匹、猫の脳を開頭し視床下部に電極を刺し、手足や胴を刺激して電極からでる信号を記録する、という実験を行っていました。
猫たちは動物舎で飼育され、人懐っこい性格もいれば、怯えたり、怒ったりする猫もいます。狭い檻で食べ物もなく、弱った猫から選びます。

院生がまず猫に麻酔を注射し、講師の先生2人と院生1人の3人で頭、顎など器具に固定し開頭します。準備ができたら刺激を開始します。
我われ生理学教室の学生(約20人)は4班に分かれて各回交代で実験を手伝います。
4~5人が実験室のドア越しに待機し、心拍数や麻酔投与量、刺激部位や反応を記録し、読み上げて音声をテープに記録するなどを分担します。
麻酔下で行いますが1晩かけて死んでいきます。猫の体力が尽きるまで12~20時間くらいにおよびます。猫のうつろに開かれた半開きの目からは涙が出、弛緩してオシッコも流れます。実験後ゴミ袋に入れられた姿はボロ布のようでした。この動物実験が学生の卒業論文になります。

当時、「どこから入手したのか」とか「どこの猫か」と何度か先生方に訊きました。「その辺の野良猫」との答えでした。だんだん猫の捕獲が難しくなったようで、飼い猫と思われる猫も連れてきたことがあると聞いたこともあります。猫達は動物舎の二重扉の一室で管理され、世話は院生などの学生がやります。ゲージの下は川のように水が流れて排泄物がゲージ内に蓄まらないようになっていました。
動物舎にはその他、犬、ブタ、ウサギ、ラットなどがいるようですが鍵がかかっているため鳴き声しか聞こえませんでした。

現在、相川教授は高齢のため退任し、秋田久直准教授はどこかの愛護団体のバッシングにあったのと猫の入手が難しいらしく、ここ数年はラットで同じことをしています。

私は今、病院の検査技師ですが、間違いなくどれもこれも無意味な死であったと思います。ヒトの解剖を病院実習で見ましたが、その経験だけで十分学べました。ヒトはヒトですし、不必要な実験動物があまりに溢れている現実に愕然とします。
現実は厳しいですが私に出来ることは協力したいと考えております。
JAVAに賛同します。

 

代替法へ転換すべき
動物を用いた実験・実習については、『3つのRの原則』(Replacement:動物を使用しない実験方法への代替 Reduction:実験動物数の削減 Refinement:実験方法の改良により実験動物の苦痛の軽減)の遵守が国際的な流れとなり、ご存知のように、日本でも、『動物の愛護及び管理に関する法律』の6年前の再改正の際、先述の『3つのRの原則』が盛り込まれました。北里大学をはじめ教育機関も例外ではなく、この原則を遵守しなければなりません。
北里大学においても、動物を犠牲にしない方法において研究を実施するよう全力をあげるべきなのです。

内部告発に書かれている実験の多くは、過去に行われたものですが、だからといって許されるものではありません。
特に、電極実験については、動物を猫からラットに変えて、現在も行われ続けているのです。
このようなことから、JAVAは、北里大学に対して、次のことを強く要望しました。

  1.  脳に電極を刺す動物実験をやめること
  2.  現行の動物実験・実習を見直し、動物を犠牲にしない方法を用いるよう、全力で取り組むこと

全く反省のない北里大学
ところが、北里大学からの回答は次のようになんら反省のないものでした。(一部抜粋)

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生物の生命活動を科学的に理解することは、人類や動物の福祉、環境の保全と再生などの多くの課題の解決にとって極めて重要であり、動物実験はそのために必要な、やむを得ない手段であります。本学では、動物実験の計画及び実施に際しては、動物愛護の観点から3Rの原則を遵守しています。

さらに、学生・研究者には授業や教育訓練を通して動物愛護の精神を説き、動物への慈しみと感謝の念を育むようにし、生命科学をこころざす者としての倫理を高めています。実験に供された動物は毎年慰霊祭を開き、供養を奉げています。動物の生命の代償として得られた教育研究の成果は、人類と動物の福祉の向上に最大限活用するよう心しています。
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脳に電極を指すなどという残酷な実験を許可している北里大学の「動物愛護の観点」や「3Rの原則を遵守している」などという言葉や言い訳は、まったく説得力はなく、矛盾しています。
いくら感謝されようが、慰霊祭で供養されようが、実験で虐待、惨殺された動物が救われるわけではありません。
北里大学はホームページに、このJAVAへの回答と同様の内容を掲載し、北里大学における残虐実験に反対の声をあげた多くの市民の怒りをなだめよう、という魂胆がみえみえです。

引き続き抗議の声を!
回答内容に到底納得できないJAVAは、再度、強く抗議しました。
北里大学にこれまで残虐な動物実験を行ってきたことを反省させ、今後、動物を犠牲にしない実習・研究に転換をさえるために、皆さんからも引き続き厳しい抗議をお願いします。

<抗議先>
北里大学 学長:柴 忠義
〒108-8641東京都港区白金5-9-1
TEL:03-5791-6425(法人本部総務部)
e-mail:honbu@kitasato-u.ac.jp(法人本部総務部)

医療衛生学部 医療衛生学部長:石原和彦教授
〒252-0373 神奈川県相模原市南区北里1-15-1
TEL:042-778-9603(総務係)

(JAVA NEWS NO.86より)

伊藤園が動物実験廃止へ

伊藤園、動物使用する実験廃止へ 

【3月24日 AFP】

飲料大手の伊藤園(Ito En)は23日、緑茶や飲料製品の健康への有効性を証明するために行うこともあった動物実験を廃止したと明らかにした。
同社の広報は声明で、動物を使わない実験に切り替えるとコストが増えるかもしれないが、動物保護はいまや世界中の流れとなっていると説明した。

動物保護団体は歓迎している。国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)」は、伊藤園は「健康を看板にしたうたい文句でお茶製品を販促するため、求められていない動物実験をしていた」が、日本の消費財大手としては動物実験を全廃した初の企業だろうと評価し、他社もこの「進歩的な」事例に倣うべきだとの談話を発表した。

食品から化粧品まで消費者製品のほとんどは、人間が使用した場合の安全性を確認するために何らかの試験を行っている。(c)AFP

(AFPBB Newsより)

このニュースについては、JAVAと協力関係にあるPETAアジア支部からJAVAの事務局に一報が入りました。PETAアジア支部は長年、伊藤園に動物実験廃止を働きかけていました。

PETAアジア支部からの通報を受けて、早速、JAVAも伊藤園に対して、独自に事実確認のための質問状の提出や電話での情報収集などを行いました。

●「緑茶や飲料製品の健康への有効性を証明するために行うこともあった動物実験を廃止した」というAFP通信の報道は事実に間違いない。
●伊藤園及び伊藤園グループ全体においての動物実験は、例外なく廃止する。
●廃止実施日は、2010年5月1日より。
●ただし、公的機関が、原や製品の安全性を証明するために動物実験を要請する場合には、第三者機関に依拠する。
●廃止決定について伊藤園自らが公表する予定はない。

今後、場合によっては、動物実験を第三者機関に委託する可能性があるため、手放しで喜ぶことができませんが、伊藤園には委託先に代替法による安全性試験を求めていただきたいと思います。また、今回の廃止決定を広く公表すれば、企業のイメージアップや動物実験をしていない製品を求めている多くの消費者からの支持に繋がるはずであり、記者会見やHPへの掲載などをして、積極的に公表するよう勧めたいものです。
しかしながら、大手企業である伊藤園の「動物実験廃止」決断は、他の日本の飲料メーカーをはじめ、動物実験を続ける企業に一石を投じました。

今後、企業のこういった流れを大きく広めていくため、さらに公的機関を代替法の推進、採用に積極的にさせるためには、「動物実験はやめて」という私たち消費者の声が必要であることは言うまでもありません。これからも、動物実験をしていない製品を企業に求めていきましょう。

(JAVA NEWS NO.84より)

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